勇者「淫魔の国で風邪をひくとこうなる」
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427: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2017/02/15(水) 04:41:14.24 ID:qO+FEOZvo

勇者「で……これは? ラベルも何も貼ってないみたいだな」

サキュバスC「アタシが作った。使い切れねぇ分をジュースにして保存してたんだよ」

去年の夏に出会った時、彼女はここから離れたのどかな場所で一人、およそサキュバスらしくない晴耕雨読の日々を送っていた。
鶏を世話し、いくつもの果樹を育て、数杯のエールを一日の楽しみにして、土と風に触れる日々。
それは全て、かつて人間界で受け取った、“リンゴ”の種を植え、実らせるために。

勇者「で、これを持って……何か悩んでたのか?」

サキュバスC「あァ。いや……下町の本屋の女いるだろ?」

勇者「ああ」

サキュバスC「あの女な、前に……変な事、言ってやがったのよ。それが気になってさ」

勇者「でもだからって、何でこんな所で……」

サキュバスC「緑多くて落ち着くんだよ、近いし。まぁ……ともかくな」



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