614: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2017/03/04(土) 05:40:52.75 ID:atTaj141o
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動きづらい数日間を過ごした今だからこそ、ありがたみの分かる事もある。
それを教えてくれた地下牢の恩人へ礼の品を届けに行けば、その恩人――――ローパーは、触手の一本を蛇状に変化させてまず一本、銜えた。
ポチ『もう持ってきてくれたのか? ……ありがとうよ』
勇者「なぁ……それ、本当に吸えるのか?」
ポチ『ああ、もちろんだ。久々だよ』
吸い口は、尖らせた触手で斜めに切り落とされた。
火は、地下牢の壁にかかっている燭台へおもむろに触手を伸ばし……“自ら”に燃え移らせてから、着火した。
勇者「熱くないのか」
ポチ『熱いさ。我慢してるに決まっているだろ』
勇者「言えば火種くらいはやるぞ?」
ポチ『よせよ。“王様”に火をつけさせるような間抜けじゃない』
勇者「……そう」
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