217: ◆x.53aZIM6g[ saga]
2017/03/07(火) 18:21:00.46 ID:2jsFEocLO
逃げることもできずに詰め寄られていた。
海藤先輩は、ぼくを嫌な顔で睨んでいる。顔が近い。
かなりかがんでる。慎重には差がある。
首に何かが光ってる。シルバーのネックレスだ。光に気を取られた、その矢先。
「誰だお前」
「あうっ」
「あうじゃねーよバカ」
「そ、その」
「そのじゃねーよクソ」
ぼくのおびえる姿にすっかり呆れてしまったのか、海藤先輩はぼくの目の前で、横の地面に向けて唾を吐いて、くるりとまた振り返った。
大きな背中だ。
「あ、あっと! 何を、何をしてたんですか!?」
「あぁ?」
ぼくが今更になって大声で話しかけてきたことで、振り返った貌には明らかないら立ちが見えていた。
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