225: ◆x.53aZIM6g[ saga]
2017/03/07(火) 19:15:39.38 ID:2jsFEocLO
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どういうことなの。
さっきのことがまだ気になって、体育館裏のちょっとしたスペースで座って、絵でも描こうと思っていたら。
いきなり高等部の悪名高い海藤先輩がやってきた。
私のスケッチブックに書いている名前を見たのか、それとも前から知ってたのかな。
いきなり『シノ』と呼ばれた。
『うたのです』、と訂正したかったけど、大変なことになりそうだからやめた。
すると海藤先輩は、『お前、絵がうまいんだって? 俺を描いてみろよ』と言う。
だから描いた。
怖かったけど、いや、怖かったから、描いた。
大事な人からもらったシャープペンシルで、何も考えず一気に描いた。
描いている間、先輩がこぶしを握って、上にあげた。
その時、私のインスピレーションががっと働き、イメージが浮かび上がった。
北斗の拳のラオウを重ねて描こう。
一気に、一気に……あ。
やっちゃった。
これを見せたら怒られるかも……って絵が出来上がった。
どうしよ……膝の上にスケッチブックとシャープペンシル、それと消しゴムを置いて俯いてしまう。
「何やってんだよ?」
先輩が、急な私の動きが気に入らなかったのかツカツカと詰め寄ってきた。どうしよ。
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