93: ◆x.53aZIM6g[ saga]
2017/03/02(木) 15:50:27.13 ID:grgRhVZBO
その時、また背中に衝撃と痛み。七宮さんが襲ってきた。
「なんか楽しそうじゃない、どーしたのっ!?」
「え、それは……えっと」
「怪しい……赤くなってにやけちゃって? ふーん? 白状しなさい!」
「わあああ!」
首! 首! 僕の首に、汗で湿った細い腕が絡みつき、関節がおよそ動く逆の方向へと引き寄せられる。
スリーパーホールドだ。
苦しい。まずい。落ちる。最初の叫びはあっさりと消え去り……死ぬかと思ったその時、腕の力が抜けた。
勇気が助けに来てくれたのかと思ったけど、違った。
後ろを見ると、ナナが筒川先輩に向かって、頭を下げていた。
「学園の生徒として、暴力行為は許さないわよ?」
「す、すみません。ちょっと悪ふざけが過ぎました」
「わかったら行きなさい」
「え、でも」
「行きなさい」
「はい!」
強くにらまれ、七宮さんは逃げるようにその場を去った。
そして……僕の目の前に、筒川先輩。
391Res/190.38 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20