6: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/03/11(土) 23:57:40.20 ID:RjIOA7Qm0
-学校 授業中-
浅いまどろみと覚醒とを繰り返していた。夢を見ているときも、それが夢であることを、はっきりと意識していた。こういうのを明析夢というらしい。
夢の中はとても暗かった。鉛のように重い身体を引きずり闇の中を逃げている。
――背後からミラの気配が追ってきていた。
ミラ『カケル! ねぇ、カケルってば!』
俺を呼ぶ声が聞こえる。
ミラは歪な笑みを浮かべて近づいてきていた。
先生「こら! なに寝とるんじゃ!」ゴチンッ
カケル「んぁっ?」
目だけでグルリと確認すると、先生が側に立っていた。
先生「まったく! お前はいつもいつもいつも、なんで寝てばかりで……」
カケル「(うっせーな。退屈なんだよ。授業が)」
ひそひそ、とクラスの間で陰口がささやかれはじめる。
先生「よいな、もう寝るなよ」
小言を言うのも諦めたようだ。通り過ぎた後、先生の忌々しげな吐息が肩越しに聞こえてくる。
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