276:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:10:26.03 ID:jCAv+IA40
ヤオ「いやはや、妹弟子に見破られるような変化をしているようではそれこそ某が脆弱か」
くぅこ「ヤオ殿もしらこ様の手先でごじゃるか?」
ヤオ「何度もあの男の関係で振り回されるのは少々しゃくに障るがこれも仕事でな」
277:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:10:55.91 ID:jCAv+IA40
ヤオ「いいだろう。一度だけこの手を解いてやる。構えろ、くぅこ」
くぅこ「っ!」
ヤオ「今のところ殺せとの依頼は受けていない。あくまであの男が折れるまで貴様を人質にとることを続行するだけだ」
278:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:11:27.05 ID:jCAv+IA40
……………………………………
せっしゃとヤオ殿は同じ師のもとで育った兄妹弟子だった。
実の親の顔は覚えていない。
279:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:11:57.50 ID:jCAv+IA40
師匠「ほっほ…まだまだ粗いがついにくぅこも変化の術を使えるようになったのう」
くぅこ「ししょーさまぁ。せっしゃすごい?すごいでごじゃるか?」
師匠「ほっほ。すごいすごい。くぅこは筋がいい…これは天才かもしれんのう」
280:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:12:38.05 ID:jCAv+IA40
…………………………
師匠「さてさて。そろそろ焼けたころじゃな」
くぅこ「美味そうでごじゃるよ〜!」
281:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:13:21.02 ID:jCAv+IA40
ヤオ「はぁ」
くぅこ「もぐもぐ……もうなくなってしまったでごじゃるよ」
師匠「ほっほ。まぁその早食いもまた、何処ぞやで役に立つかもしれの」
282:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:13:47.27 ID:jCAv+IA40
ヤオ「そうか。はむっ」
くぅこ「……じー」
ヤオ「……欲しいのか」
283:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:14:44.80 ID:jCAv+IA40
…………………………
だがあにじゃはそんなせっしゃを完全否定することなく受け入れてくれようとしていた。
ヤオ「くぅこ、貴様は忍者を目指すことを諦めたほうがいい」
284:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:15:21.85 ID:jCAv+IA40
このとき、せっしゃに本当になんの才も無ければそれも良しとできたかもしれないが
皮肉にもせっしゃは師匠様の言う通り戦闘面の才能だけはあったようで、それが更にあにじゃの言っている言葉を理解できない障害物となった。
せっしゃは力を認めてもらおうと新しい術を習得する度にあにじゃへ組手を挑んだ。
285:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:15:55.47 ID:jCAv+IA40
結局、一矢も報いることのない内にあにじゃは師匠様のもとを離れて行ってしまった。
悔しかった。
そこからはできるだけ我を切り捨て、あにじゃの目指していたであろう理想の忍者像だけを追って修行を続け、ときは流れてせっしゃは姫様に仕える身となった。
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