妖狐の国の座椅子あふたー
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286:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:16:39.19 ID:jCAv+IA40
…………………………

その結果何時しかせっしゃは

盗賊「ひっ!わ、悪かった!別に姫様にどうこうしようってつもりはなかったんだ!ただ金目の物が欲しくてっ!だから、い、命だけは……!」
以下略 AAS



287:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:17:18.29 ID:jCAv+IA40
………………………………

その後、せっしゃがあにじゃの言っていた言葉の真意を完全に理解できたのはあにじゃに命を奪われかけたときだった。

ヤオ「…だから忍者を志すことをやめ、抜け忍となることを勧めたというのに」
以下略 AAS



288:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:17:44.31 ID:jCAv+IA40
だから、いつか来るかもしれなかったこの敵対する瞬間を、兄妹弟子同士で殺しあう瞬間を、必死に避けようとしてくれていたのだ。

己の信じる私情に揺さぶられない忍者になりきるために。


以下略 AAS



289:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:18:25.02 ID:jCAv+IA40
……………………………………

くぅこ「はぁ…!はぁ…!」

ヤオ「その程度か」
以下略 AAS



290:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:19:04.44 ID:jCAv+IA40
ヤオ「やはり、あの男に甘やかされてさらに弱体化したと見える」

くぅこ「主殿は関係ないでごじゃる!」

そう、例えせっしゃがあの血を血で洗う冷酷な狐のまま戦い続けていたとしても彼に一矢報いることができたか。
以下略 AAS



291:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:19:30.57 ID:jCAv+IA40
ならやはり今己が彼に見せるべきは……

くぅこ(主殿と共に寄り添うことで手に入れた力)

それしかない。
以下略 AAS



292:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:20:07.98 ID:jCAv+IA40
くぅこ(主殿……)

ヤオ「は……?」

せっしゃは両手に持ったクナイと短刀を地面に捨て、続いて胸内にしまっていた手裏剣、地下足袋に隠していた針すら放り出した。
以下略 AAS



293:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:21:06.77 ID:jCAv+IA40
ヤオ(妙だ。そのまま近づいてどうするつもりだ?まだ試していない純粋な肉弾戦を挑む気か?しかしそれでは武器を捨てる理由にはならない。口の中に針でも仕込んでいるのか)

ヤオ(浅はかなり。……千里眼の術)

殺意も戦意も、完全に捨てきるのは容易だった。
以下略 AAS



294:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:22:08.35 ID:jCAv+IA40
くぅこ「……じゃ」

ついにヤオ殿の目と鼻の先まで近づき、彼の胸元に顔を埋めるようにして抱きついた。

抱きつかれて一瞬身構えたヤオ殿だったが、自らを抱く腕の力の弱さからすぐに構えを解いた。
以下略 AAS



295:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:22:47.08 ID:jCAv+IA40
ヤオ「……今すぐ離れろ。さもなければ刺し殺す」

くぅこ「別に突き放すことくらい造作もないことのはずでごじゃるよ」

ヤオ「……離れろと言っている」
以下略 AAS



296:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:23:31.99 ID:jCAv+IA40
くぅこ「ここを、通して欲しいでごじゃる」

ヤオ「そんな直球な願いを某が情けで聞くとでも?」

くぅこ「思っているでごじゃる」
以下略 AAS



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