一ノ瀬志希「Evermoreってウソだよね?」
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7: ◆Freege5emM[saga]
2017/03/20(月) 18:01:54.59 ID:3V0ftEOKo
◇◇◇◇◇

それからあたしたちはカラダを重ねるようになった。



「もーいーくつねーるーとー、しーきーはじめー♪」

お正月のお仕事が終わって、世の中から何日かズレた休みをもらっていたあたしが、
ラボのおこたでゴロゴロしながら鼻歌を口ずさんでいると、
それに呼ばれたかのようなタイミングでプロデューサーがやってきた。

いつまで正月気分なんだ――ってプロデューサーに呆れられた。
門松を片付けてなかったのがイケなかったらしい。
『冥土の旅への一里塚』って言うじゃない? と返すと黙られちゃった。

あたしだってそんな諺がなかったらわざわざ門松なんか飾らないよ。



プロダクションの屋上で抱かれて以来、あたしが終わりや死をほのめかすのは、誘いのサインになってる。
この誘いのイヤらしさは、たとえプロデューサーにその気が無くても、そのココロをやきもきさせてしまうところだ。
おかげでプロデューサーが乗ってこなかったケースは一度もない。

まぁ、プロデューサーも死を否定しすぎて、
かえってシロクマのように死がアタマにこびりついちゃってるのかもしれないけど。
それなら嬉しい。あたしと一緒だもん。



なんだかんだでプロデューサーも興奮してたから(あたしは部屋に入ったときの体臭で察してたけど)
あたしは白衣を羽織ってからプロデューサーの相手を始めるコトにした。
死装束みたいだね、と言うとプロデューサーのペニスがさらに大きくなった気がした。
やっぱりあたしと同じなのかな。だったらいいな。

プロデューサーのスラックスをくつろげて、下着を下ろして、ペニスを露出させる。
あたしをクラクラさせてやまないオトコのニオイがする。
そして直接嗅がなくても分かっちゃいたけど、ほかのオンナのニオイがしない。

プロデューサーは、あたしたち担当アイドルが人気急上昇中なものだから忙しくって休みもとれない。
だからプライベートに入り込めるオンナがいない。
そしてプロデューサーとしてのお仕事カンケイでこんなコトやらかすのは、あたしだけなんだろう。

その分析結果は、あたしの独占欲を満たすと同時に、
あたしだけがこうしなきゃやってられないのかなぁ……という疎外感も味合わせてくれる。



プロデューサーのペニスは、たっぷりと血が流れ込んでパンパンになって、
指先で触れてみると、血が運んできたプロデューサーの中枢温がとても熱い。

冷たくしちゃかわいそうだから、あたしも口腔を広げて中枢温に少しでも近い粘膜でそれを迎え入れる。
それにかこつけてスーハースーハーとわざとらしく鼻息を鳴らしてプロデューサー分を摂取する。

液体ともペーストとも錯覚しそうな濃密さで、あたしは鼻孔をぬらぬらと舐められ、
目が潤むのも唾液が出るのも表情が緩むのも抑えられない。

やっぱりニオイは特別だと思う。嗅覚は呼吸の親友だ。
目を閉じても耳を塞いでも死にはしないけど、鼻と口を塞いだら呼吸も止まって死ぬ。
だから呼吸とともにやってくるニオイからは何人も逃れられない。


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