【たまに安価】「二人旅を楽しむよ」 「……ん」
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16:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:57:42.52 ID:Ow7DHYtIo

俺は訓練場の観客席から見守る
ロビーで事を見ていた奴もチラホラと観戦に来ているようだった


「ではいくぞ」

「ん!」


ロイドの身体がぶれる
瞬きの間にサーシャの横に戦斧を振るっているロイドがそこにはいた

だがサーシャの反応速度も負けていない

斜め上に飛びながら斧をギリギリで回避、空中で体を捻りながらの一閃

鋭いカウンターだったがロイドはそれを戦斧の柄で防ぎ、最初の攻防はこれで止んだようだ

すたっとサーシャが着地すると闘技場が湧いた


「やるじゃねえか嬢ちゃん。 あれを避けるだけでなかなかやるのに、カウンターが来るとは思わなかったぞ」

「ふぅー」


あのロイドとかいう男は全く手加減している様子はなかった
もちろん追撃しようとすれば出来ていたのだろうが、思っていたよりもサーシャが強くてたじろいだのだろう

だがやはり地力ではサーシャよりもロイドの方が数段上だ
あれに勝つのは難しいかもしれないが、サーシャの瞳はギラギラと輝いていた

俺が力を分けてやった子だ、これで負けたら承知はしない


「はっ!!」


サーシャ渾身の踏み込みだ
並の人間では見きれないほどの早さから繰り出された一薙ぎはロイドの上段からの振り落としで吹き飛ばされる

砕かれた地面から礫のように瓦礫が吹き飛んでくる
それを器用に避けながらサーシャはバックステップで離脱するが、ロイドが距離を離させてはくれない


「っらぁ!!」

「ん!」


同時に得物を振り始めたようにみえたが、サーシャの刀の方が動きがいい
数瞬差でロイドを切り抜けられるかと思ったがさすがにの歴戦の戦士だ、戦斧にうまく阻まれる

しかしサーシャの勢いは止まらない
ズバババババと目にも止まらぬ速さで連続攻撃を繰り出す
刀を握って2日、だがもはや達人のレベルでの斬撃の応酬だ

だがロイドはきっちりとサーシャの斬撃に当て、対応してくる
やっぱりこの試験官、並ではない
そこらへんの冒険者とは訳が違うのは明らかだな
観客の野郎たちも沸いている

実力はロイドが本気を出していない分、拮抗しているように見える
だがその油断がロイドの弱点だ
俺がサーシャに与えたのは、刀と剣神の加護だけではない



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