22: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:21:32.95 ID:upUN87ha0
つまりは沙紀の言いなりに近い状態だった。ゆえに、必死な思いで顔を隠していたそれもあっさりと取り除かれてしまう。
「とても、綺麗っす」
不安と情欲に潤んだ瞳と、弱く震えている口元、そして火照りきった表情。沙紀にとってすべてが愛おしかった。
「んっ……」
思わず今日何度目かになるかわからないキスを響子に落とす。彼女もすっかり解れてしまったのかそれを受け入れる。
しばらく唇の感触を味わい、沙紀はゆっくり離れる。
「ん、あっ……」
その時、響子は自身の口から切なげな声が出たことに自身驚いていた。まるで物欲しそうなその声色に沙紀も一瞬キョトンとした表情をしていたが、すぐに優しく笑う。
「もっと?」
「…………」
響子は言葉ではなくゆっくり頷いて返事をする。その瞬間に再び柔らかいベッドの上に押し倒され、先程よりも深いキスに溺れていった。
禁断の果実の甘さを一度知ってしまうともう止まることはできない。
「あっ、そ、そこ……っ」
ベッドに再度押し倒した響子とキスを交えながら沙紀は彼女の下着の中に手を入れていた。
そして人差し指で優しく表面をなぞる。
「ま、待って、んっ……」
「だめ、っすか?」
そう聞きながらも既に下着の中に沙紀の手は入り込んでいるので、響子の制止は効かなかった。
「そういうわけじゃ、あっ、ない、ですけど……んっ」
秘所を優しく愛撫されながら響子は何とか声をあげまいと我慢している様であったが、沙紀はもっと彼女の甘い声が聴きたかった。
だから、何も言わず秘所を撫でていた指をくぷっ、と入れ込んだ。
「あんっ!」
沙紀の欲しかった声が部屋に響いた。響子自身そんな声が自分から漏れたことに驚いているのか慌てて口を恥ずかしそうに押さえる。
そんな仕草ひとつにも欲を掻き立せながら沙紀は少しだけ意地悪気に尋ねる。
「痛くないすか?」
そう言いながら膣口の入り口を軽く擦ったり、淫らに開いた小陰唇をなぞったりするものだから響子は返事のしようがない。
「聞きながら、あんっ、動かさないでっ、くださ、ぃっ!」
奥深くまで指を入れたわけではない。精々入り口に少しだけ入れ込んでそこを擦る程度だったのだが、響子にとってはそれだけでも恥ずかしく、それでいて身体が跳ねるほど気持ちよかった。
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