【モバマス】響子「理想のデート」
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31: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:31:54.73 ID:upUN87ha0
「沙紀さん、だめです、よぉ……お風呂、行かないと……」

 そう言いながら響子は全く抵抗しない。それどころか益々寄り掛かってくる様だ。

「響子ちゃん、こっち向いて」

 沙紀にそう言われて素直に響子はその瞳を向ける。完全に出来上がっていた。

「んっ」

 沙紀の唇が重なった。柔らかい感触と弱い刺激が身体に走り響子の身体はピク、と反応した。

 そのまましばらく接吻は続いた。そしてそれが終わる頃にはお互いに色の着いた荒い息をついている。

「はぁ、はぁっ、沙紀、さん……」

 響子は求めるように沙紀の肩にかけて手をまわす。その欲情した声に耳を擽られ沙紀の全身にぞわぞわと興奮の波が押し寄せる。

(アタシ、首フェチだったんすかねぇ)

 視線は響子の綺麗な首筋から離れない。もっとそこを刺激したいという欲求か、彼女のサイドテールをゆっくりとあげる。

「あっ……」

 知らなかった自身の性感帯が露にされ、これから責められることがわかったのか響子は身を震わせた。

「…………」

 そして、沙紀はそこを見て――

「…………」

「……沙紀さん?」

「…………」

 完全に固まっていた。ついでに補足すると興奮していた状態から一転し、顔を青くしている始末であった。

「ど、どうしたんですか?」

 響子も少し心配になったのか、いつもの声色に戻っていた。

「ご、ごめんなさい」

「え?」

 沙紀の一言に響子は首を傾げるしかない。謝られる原因がわからないからだ。

「その、首にマークを……」

「マークって?あ、もしかして……!」

 沙紀と違って響子は意外にも慌ててはいない。いつもメイクアップに使う手鏡を持つとサイドテールの裏側をそこに映しだした。

「あ、ああ……なるほど」

 そういえばそうかと納得したように頷く彼女を見ながら沙紀は土下座するほどに頭を下げていた。

「いや、ほんとごめんなさい!」

「あ、あはは……」

 その鏡に映っていた首筋にはしっかりと赤い跡が残っていた。



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