【モバマス】響子「理想のデート」
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5: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:05:49.65 ID:upUN87ha0
「あれ、響子ちゃん?」

 容赦ないダンスレッスンを何とか終えた沙紀は事務所のソファーに座っている響子に気が付いた。

「あ、沙紀さん!お疲れ様ですっ。レッスン終わりですか?」

「いやー、こってり絞られちゃったっす……」

「あはは……トレーナーさん厳しいですもんね」

 響子はソファーの端に少しよると、よかったらどうぞと隣を勧める。沙紀も特に断る理由はないのでそこに腰を下ろした。

「何かしてたんすか?」

 沙紀がそう尋ねると響子は少し恥ずかしそうにしながらテーブルの上に置いてあったものを手に取る。

「あの、これ読んでたんです」

「これは?」

 響子が手にしたのは一冊の雑誌だった。沙紀はそれを受け取るとまずは表紙を見る。

 どうやらそれは所謂若者向けのファッション雑誌のようだった。その表紙の中で一番の見出しではないがそこそこの大きさで『P.C.S特集!』と刷られている。

「おお、すごいっすね!これ響子ちゃん達が載ってるんすか?」

 えへへ、とはにかみながら響子は頷いた。

「見本が事務所に届いたみたいで、一応確認してたんです。インタビュー記事と写真しか載ってないので修正なんかないとは思うんですけど」

「へー、ちょっと見てみてもいいっすか?」

 もちろんです。と返事をもらい沙紀はパラパラとページをめくっていく。他のファッションモデルは軽く流しながら真ん中付近にて漸くお目当てのページが出てくる。

 そこには島村卯月、小日向美穂、そして五十嵐響子の三人が春向けのファッションに着飾り、個人の写真やら三人で一緒に撮った写真などが上手く魅せられるように載っていた。

 その三人の中で響子はいつもの服装とは違い、白のマキシスカートに薄いピンクのワンピース、そしてこれまた白いカーディガンを羽織っている服装で、いつもの明るい印象と同時に清楚な雰囲気も醸し出している。

「へぇ、こういう服装の響子ちゃんも可愛いっすねぇ」

 自然と声が漏れる。そこには感嘆の意も込められている。響子は嬉し恥ずかしそうに少しだけ顔を赤くしていた。

「そ、そうですか?そう言ってもらえるなら嬉しいですっ」

「それで、こっちがインタビューっすか」

「えぁっ」

 響子の変な声を尻目にページをめくる。そこにはP.C.Sそれぞれの小さな写真と、その横にインタビューの記事が載っているようだった。

「『今年の春コーデを話題のアイドルユニットP.C.SがCuteに演出!さらにP.C.Sの三人に聞いた!理想のデートとは!?』っすか」

 インタビューの題材を読みあげた瞬間、響子の手が抑え込むように差し込まれた。

「あ、ああ!インタビューの方は読まないでください!恥ずかしいですからー!」

 身を乗り出して制止してきたせいか、沙紀の膝上に響子自身覆いかぶさる様な形になった。



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