【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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125:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:36:46.27 ID:roP5EhAm0
「分かるか、俺の気持ちが。俺の憎しみが。真矢を殺したクソガキを、あの悪魔を、俺は今までずっと育てていたんだ。ずっと守っていたんだ。俺の大事な真矢を奪ったあの外道を、俺は『治療』していたんだ」
「そんな……」
「だがもう十分だ。準備は整った。あいつは、もう逃げることは出来ない」

裂けそうなほど口を開いて笑い、圭介はポケットから両手を出して横に広げた。

「俺の復讐の準備は整った。そこにおける、俺の生死など大した問題じゃないんだ、アンリエッタ」
「あなたは……何をしようとしているの?」

掠れた声で問いかけたジュリアに、圭介はメガネの奥の瞳に鈍く光を反射させながら答えた。

「赤十字病院を……マインドスイープというシステムを牛耳っている病人達。『元老院』達を、治療するんだよ」

なめるようにゆっくりとそう言い、彼は舌で唇を湿らせた。


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