【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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138:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:44:33.46 ID:roP5EhAm0
『随分出るのに時間がかかったじゃないか』

淡々とした声を受け、大河内は奥歯を噛み締めて、言葉を絞り出した。

「坂月君……」
『生きていたのか? っていう知能指数の低い質問は勘弁してくれ。時間もない』
「……お前が坂月君から分裂した精神体の一つか……」
『ああ。ネットワークを通じて、音声変換ソフトを間に挟んで通話してる。あまり長くは話せない。元老院に逆探知される』
「元老院……?」
『知っていると思うが、先程高畑圭介が死んだ』

大河内の問いかけを無視し、電話口の向こうの「坂月」はそう言った。

「本当のことなのか……やはり……」
『殺したのはジュリア・エドニシア。アメリカ赤十字の……』
「アンリエッタ・パーカーだな。厄介なことになった」

歯を噛み締め、大河内は押し殺した声で続けた。


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