【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
1- 20
156:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:55:19.22 ID:roP5EhAm0
『中継地点はおそらくそこだ。開いて中に入ってくれ』
「分かった」

頷いてドアノブに手をかけようとしたときだった。
チャリ……という金属音が響き、汀(なぎさ)は弾かれたように振り返った。
少し離れた場所……。
今まで彼女がいた場所に、人影があった。
パーカーフードを目深に被った、足元まで続く長いコートを羽織った華奢な影だった。
しかしそれを見た瞬間、汀(なぎさ)の体が勝手に震えだし、彼女は悲鳴を上げてその場に尻餅をついた。
腰が抜けてしまったらしく、ズリズリと力なく後ずさりする。

『何だ……? 何かいるのか!』

大河内がヘッドセットの向こうで怒鳴る。
しかし汀は答えることができずに、フードの女性……と思われる人を真っ直ぐ見つめていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
281Res/203.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice