【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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158:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:56:55.98 ID:roP5EhAm0
チェーンソーの高速回転する刃を振りかざして、フードの化物は汀(なぎさ)に向かってそれを振り下ろした。
殺される、と目を瞑る。
しかし予想された衝撃はいつまで経っても訪れず、汀(なぎさ)は恐る恐る顔を上げ……そして目を見開いた。
自分と同じような病院服の女の子が、いつの間に現れたのか、間に飛び込んできていたのだ。
彼女は、アンリエッタと同じような巨大なチェーンソーを軽々と振り回すと、受け止めていた相手の凶器を跳ね飛ばした。
そしてためらいもなくアンリエッタの頭に向けて振り下ろす。
フードの化物は手を伸ばして、女の子の腕を掴み、チェーンソーの動きを止めた。
凄まじい力が双方にかかっているのか、ミシミシという異様な音が響く。

「何をしているの、網原汀(あみはらなぎさ)! 早くその扉の中に退避しなさい!」

悲鳴のような声を受け、汀(なぎさ)はハッとして立ち上がり、転がるように扉のドアノブに手をかけた。
回して押すと、向こう側に扉が開き、彼女の小さい体が中に転がり込む。
そこで、汀(なぎさ)の意識はブラックアウトした。


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