【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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193:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:20:35.86 ID:Eb2omwdb0
そして髑髏の顔面が、海上からこちらを覗き込み……ゆっくりと追うように沈んでくる。

『気に入らないわ。その達観した動き。達観した行動力。肝が据わった動き。気に入らない。気に入らない。気に入らない。まるで、私が大嫌いな人のよう』

理緒が汀を守るように、ガチガチと歯を鳴らしながら近づいてくる髑髏の前に手を伸ばす。
ガチン、と巨大な歯が噛み合い、間一髪で理緒の肩を歯がかすった。
赤い血が海中に散る。

『噛み砕いてミンチにしてあげる。無様なヘドロにしてあげる。気に入らない馬鹿達は皆殺しにしてあげる』

ガチンガチンと、三人の少女達を追うように髑髏の歯が噛み合っていく。
声を発することも出来ず、ソフィーは汀の腕を掴みながら左手を振った。
そして水中銃を作り出し、とっさに、近づいてきた髑髏の目玉に当たる場所に向けて発射する。
鋭利なモリがすっ飛んでいき、髑髏の眼窟に吸い込まれた。
二発、三発と発射していく。
髑髏は一瞬動きを止めると、悲鳴のような叫び声を上げた。


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