【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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23:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/20(土) 15:31:39.92 ID:wWVynNsm0
「痛くも痒くもないと思うけど……まだ意識があるかな?」

目を閉じた汀のまぶたを指先で上げ、彼女が意識を失ったことを確認して、彼は言った。

「ミギワさんの意識がなくなった。時間軸をいじる。ドクター大河内。これから十五分ほど、実時間で連絡が途絶えるから」
『分かった……マティアス、闇医者の君に頼むんだ。彼女を治してやってくれ……』
「精神の『修理』はお手の物だから、心配することはないよ」

奇妙な笑顔のまま、青年は汀の包帯をハサミで切った。
痛々しく縫われた傷口が顕になる。
そこでマティアスは、足元をウロウロしている子猫を見下ろして、口を開いた。

「少し待っていてくれないか? 君の主人が死にかけてる」
『マティアス……』
「何だい? そろそろ時間軸の操作に移行したいんだけど……」
『お前が……いや、GDが何の対価もなしに汀ちゃんの治療に手を貸すとは思えない。聞いておきたい。何が目的だ?』


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