【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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245:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/25(木) 18:58:20.85 ID:vhS4jR9Y0


関東赤十字病院の中庭に車椅子を進め、汀は街路樹が並んでいる隅のベンチ、その脇に停止させた。
彼女の眼鏡の奥の右目は白濁していた。
視力は完全にない。
感覚もなく、かろうじて瞼の開け閉めはできる。
左半身の麻痺に加え、首もよく動かすことができなかった。
右手で、先程病院内ストアで購入したサンドイッチの袋を慣れた手つきで開ける。
動かない左手は膝の上に置いてある。
サンドイッチを時間をかけて飲み込み、長く伸びた白髪を手でかきあげる。
看護師に、出勤した時に後頭部のあたりで三つ編みにしてもらっていた。


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