【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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39:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/20(土) 15:39:08.42 ID:wWVynNsm0
元気にそう言う彼女に、大河内はニッコリと笑いかけて言った。

「そうか。医療機関の特別ファーストクラスだから不便はないと思う。病院のみんなも同席してくれる」
「私とパパの旅行なのに、みんなに悪いね」

そう言った汀(なぎさ)に、近くを歩いていた看護師の女性たちがニコニコしながら何かを言う。

大河内は会話をはじめた彼女達から目を離し、どんな要人が飛行機に乗るのかという好奇の視線に囲まれた状況で、周囲に視線を這わせた。
それが、ゲート近くにポケットに手を突っ込んだコート姿の男が立っているのを見て停止する。

大河内は

「すぐ戻るから」

と言って、近くの看護師に車椅子を預け、SPを数人引き連れて男のところに近づいた。
ニット帽を目深に被り、サングラスをかけた男。
白髪だ。
大河内は彼の前に立つと、SP数人に周りを固めるように指示をして、押し殺した声を発した。


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