【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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84:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/22(月) 18:34:16.90 ID:+j5AeXst0
「しっかりして、いっくん。とりあえずあのなぎさちゃんの精神中核を持って、早くダイブアウトしよう」
「ダメだ、岬ちゃん。僕達はどうやら、こいつの言うとおりにハメられているみたいだ」

一貴が頬に浮いた汗を拭い、舌打ちをする。
その目にはわずかに焦りの色が浮かんでいた。

「急いで。すぐにダイブアウトするよ」
「どうして? 外側だけでも、あそこになぎさちゃんが!」
「早くしないと僕達全員死ぬ!」

いつになく緊迫した声で一貴が怒鳴る。
岬がビクッとして、そして耳元のヘッドセットを操作した。
そして目を丸くして硬直する。

「ウソ……そんな……」

一貴が無言で、地面にパンッと手をつける。


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