【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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85
:
天音
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2017/05/22(月) 18:34:55.35 ID:+j5AeXst0
そこに木造りの扉が開き、彼はそれを開けた。
「ま……待ってくれ!」
大河内がそこで立ち上がり、大声を上げた。
以下略
AAS
86
:
天音
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2017/05/22(月) 18:36:07.99 ID:+j5AeXst0
一貴はしばらく大河内を睨んでいたが、岬に手を引かれ、息を吸ってから言った。
「時間がない。早く現実世界に戻って、管制局に連絡するんだ。このままでは、俺達もお前らも皆殺しにされる」
「……どういうことだ?」
以下略
AAS
87
:
天音
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2017/05/22(月) 18:36:48.16 ID:+j5AeXst0
「私達は……」
大河内は震える手で顔を覆った。
「囮にされたのか……!」
以下略
AAS
88
:
天音
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2017/05/22(月) 18:37:30.04 ID:+j5AeXst0
◇
「やられた……!」
簡易ベッドから飛び起きて、一貴はヘッドセットを床に叩きつけた。
以下略
AAS
89
:
天音
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2017/05/22(月) 18:38:05.93 ID:+j5AeXst0
「ダメだ! 時は一刻を争うんだ!」
喚いた一貴の頬をパァン、と結城は張った。
一瞬呆然とした一貴の髪を掴んで、彼女は無理矢理に自分の方を向かせた。
以下略
AAS
90
:
天音
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2017/05/22(月) 18:38:32.45 ID:+j5AeXst0
「残念だったな一貴。あっちの旅客機に退避勧告が遅れた。あと二分くらいで空自の戦闘機と接敵する」
結城がそう言ったところで、岬が力なく咳をし、ベッドの上に盛大に吐血した。
白衣を着た看護師達が岬に群がり、処置を始める。
以下略
AAS
91
:
天音
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2017/05/22(月) 18:39:01.25 ID:+j5AeXst0
「だろうな。当たったとしても一瞬だ。戦闘機のパイロットの意識を、一瞬だけノンレム睡眠間際の、朦朧状態にする。その一瞬で、お前はパイロットの意識下にダイブ。殺せ」
「ダイブラインの通信電波は?」
「問題ない。ここから半径二百キロの範囲でお前の意識を飛ばせる」
淡々と計器を操作しながら結城が言う。
以下略
AAS
92
:
天音
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2017/05/22(月) 18:45:48.32 ID:+j5AeXst0
◇
それから一貴が目を覚ましたのは、三時間ほどが経過した夕方だった。
ゴウンゴウン、という飛行機の駆動音が響いているのを聞いて、自分が空の上にいることを自覚する。
隣には無表情で医療器具の計器を操縦している結城の姿があった。
以下略
AAS
93
:
天音
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2017/05/22(月) 18:46:25.21 ID:+j5AeXst0
「岬ちゃんは? これからなぎさちゃんを助けにいかないと……」
「お前……」
結城は一瞬だけ、つらそうに顔を歪めた。
やるせないような、苦しい、悲しい顔だった。
以下略
AAS
94
:
天音
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2017/05/22(月) 18:47:13.71 ID:+j5AeXst0
◇
静まり返った会議室で、圭介はアイパッドをデスクに置いてそこを見つめていた。
「Albert Godark」と書いてあるアイコンが点滅し、重苦しい声が流れ出す。
以下略
AAS
95
:
天音
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2017/05/22(月) 18:47:59.66 ID:+j5AeXst0
「失敗? 世界医師連盟の重鎮である、あなたらしくもない断言ですね」
『どういうことだ?』
「ことは予定の範囲内です。私の計算通りならば、テロリストの保有するスカイフィッシュは、今回の無茶なジャックで行動不能になっているはずです。しばらくは動けないかと思われます」
『……君は……』
以下略
AAS
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