【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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90:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/22(月) 18:38:32.45 ID:+j5AeXst0
「残念だったな一貴。あっちの旅客機に退避勧告が遅れた。あと二分くらいで空自の戦闘機と接敵する」

結城がそう言ったところで、岬が力なく咳をし、ベッドの上に盛大に吐血した。
白衣を着た看護師達が岬に群がり、処置を始める。

「岬ちゃん……!」
「無理のしすぎだ。一貴、集中しろ」
「……分かった。どうすればいい?」

無理矢理に気持ちを切り替えた一貴に頷き、結城は続けた。

「この飛行機から、半径五キロ圏内に、眠りを誘発する妨害電波を発生させる。ある程度の指向性をを持たせて、戦闘機に向けて電波を照射する」
「戦闘機の速度だ。当たるとは思えない」


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