141:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/31(土) 21:16:27.66 ID:9ARcnktu0
「もう会えないっていうのが苦しくて、4人ともずっと未練を持ったわ」
「ははっ、笑っちまうだろう?
現世で生きてる奴が死者に未練を持つってな、普通は逆だろうに…」
「…山田が茶化した様に私自身滑稽だと思えるくらい認めたくなかった」
「それでオカルト研究部の総力を以て馬鹿な真似をしたってワケ」
希「…先生達の大切な人を取り戻す儀式、ですか?」
「そういうこと、自分達が自由帳に書いた妄想の魔法陣を浜辺に描いて」
「なんかそれっぽい道具をその辺のスーパーでお小遣い出して買って」
「みんなで、手を繋いで陣の中でお祈りなんかしたわね」
「ああ、あたし等が学生時代に流行ったコックリさんの真似事みたいに」
「現実逃避みたいな物だったよ、大事な人を失うと半身裂かれた気分で」
「ひょっとしたらあれは猛暑日に暑さで見てた悪夢だったんじゃないか」
「そう願ってやってたらな、…"出てきた"んだよ」
◇ゾワリ、空気が変わった気がした
◇彼岸花の色と同じ葉をつけた樹々を見かけるようになった今日この頃
◇まだ微かに残る残暑の熱が一気に下がった様に思えたのは
◇…私の気のせいじゃない
◇この一連の騒動の当事者である真姫ちゃん達は震えて
◇他の皆も、微動だにせず先生方の話に耳を傾けています
◇かくいう私も、唾を飲み込みました
「この世には科学とかそういうもんじゃ説明つかない現象が存在する」
「脳死状態や心肺停止回復の見込みが無い
そう判断された植物人間が元気になり医者を驚かせたケースもある」
「同列に扱って良いか判断に困るけど人間の理解を越えた現象が起きた」
「強い風が吹いて、思わず目を閉じちゃって
次に目を開けたら――――――死んだ筈の子が居た」
◇顔色は赤みなんて無くて、半透明で脚も膝から下がスゥーって消えてる
◇大昔の日本人の一体誰が歴史で最初に想像して世に言い広めたのやら
◇音に聞く通りの特徴をそのままの、お化けが出た、先生達はそう言った
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