にこ・絵里・真姫「「「夏、終わらないで」」」
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145:名無しNIPPER[saga]
2020/08/01(土) 23:48:23.15 ID:30BSrq270

◇沈み切った御日様の忘れ物も徐々に水平線の向こう側に溶けて

◇暗くなってしまった浜辺に残された光源は蝋燭の先端で揺蕩う送り火



◇私は、いえ…先生方を除く皆は眼を見開いたことでしょう



◇なぜならハッキリと"視"えるのですから


ことり「し、写真と全く同じ顔のっ!」
穂乃果「…信じられない」










「…よう!久しぶり元気してたか?アタシ等は見ての通り教師やってる」


◇深山先生が旧知の友人に、気さくに話しかけるように目の前の人に語る

◇返事は来ない




「こうして夏の終わりに君の顔を見るか、同窓会でも開いたようだよ」


◇笹原先生がもう何年も会わなかった友達と昔を懐かしむ様に声を掛ける

◇返事は来ない




「ぐすっ、私達は大人になって…でも貴女だけは変わらないんだよね…」


◇内山先生が幼い頃からの知己の親友との再会を尊ぶ様に涙ながらに話す

◇返事は来ない





「その、悪かったな…あの世で安らかに寝てたのに、起こしちまってさ」


◇山田先生が青春時代を共にした仲間の眼を真っすぐに見つめて一言謝る

◇返事は来ない



「あの晩、あたし達の独り善がりで現世に留まらせてさ…
   そんなの勝手過ぎだって気づいて送り火で返したのにな」


「アタシ等【オカルト研究部】が作った儀式が書かれたノート
    アンタが無理矢理起こされたりしないように燃やすべきだった」



◇山田先生と深山先生がそう言ってから笹原先生が言葉を続ける


「だが、未練がましく残してしまってな…燃やす事で一時とはいえ
    掛け替えの無い友との再開の事実さえも無かった事にしそうで」


「だな、…アタシ等は、今度こそ何の因果か首の皮一枚で
   掴み取れた5人の繋がりが断ち消えることを怖がっちまったのさ」



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