にこ・絵里・真姫「「「夏、終わらないで」」」
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74:名無しNIPPER[saga]
2017/06/06(火) 22:20:58.03 ID:X4P2p47R0


◇私は彼女の発言を聴いてすぐに…とは言い切れませんね
 恐る恐る、震える手で壁に触れながら向こう側を覗き込みます




花陽「あ、あれ…本当に何も無い」

海未「だから言ったでしょう?」



◇建物の壁から先に広がる光景は長い長い一本道
 この時間帯は日陰になっているのか、日光は殆ど降り注がず
 人工的に整地された道の先には空き缶やゴミが転がっているだけです


◇…隠れられそうな所は人一人の身体も隠しきれない電柱柱の並木
 大通りに出れる道は遠目に見てもかなり先で

◇もしも、さっきにこちゃんが誰かを見つけて逃げたのだとしても
 その誰かが視界から消えることはできない筈でした


◇喩え、人がさっきまで居たとしても
 かなり遠くに見える大通りへの横道までどれだけ早く走れても
 間に合わない…



◇どんな陸上選手でも間に合わない…
 私でさえ分かるくらいに距離が離れていましたから…




海未「…?にこは一体何を見て顔を顰めたのでしょうか…?」


◇ストーカー被害に遭っていて、誰かを警戒している

◇少なくとも私達二人はそういう認識でしたが…それはあっさりと
 覆されたかのようで…


花陽「…にこちゃん、本当にどうしたんだろう?」


◇胸に手を当てて、私はサンセット色の斜陽が入り込まない道を
 目を凝らしながら見渡しました

◇見落としているだけで、何か決定的な事があるんじゃないのか?
 脚を数歩進めながら何度も見渡すのですが



花陽(…やっぱり人影なんて何処にも無いよぉ…)



海未「花陽、水たまりを踏みますよ?」


花陽「え!…わっ!」


◇背後の海未ちゃんに言われて私は
 慌てて踏み下ろそうとした右足を慌てて引っ込めました


◇危ない所でした…ママに新品の靴を買ってもらったばかりなのに


花陽「ありがとう海未ちゃん…よく見てたね」

海未「ふふっ、どういたしまして
    お茶のお稽古で畳の縁を踏まないようになど…そういうのを
    長くやっていたから、気にし過ぎるだけかもしれませんがね」

◇そういってやんわりと笑ってくれる海未ちゃん!
 こういう時に魅せてくれる女性らしさが
 憧れの落ち着きあるお姉さんって感じだなぁっていつも思うんだよね


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