5: ◆ao.kz0hS/Q[saga]
2017/06/17(土) 21:39:49.37 ID:BGljWOh70
「じゃあ俺はここで帰らせてもらいます。早苗さんと心さんもほどほどにしておいてくださいね」
Pが二軒目以降に付き合うことはかなり稀。大きな仕事の打ち上げでもない限り、大抵さっさと帰っちゃう。ったく、担当プロデューサーならもっと付き合えよなー☆
「だーいじょうぶ、だーいじょうぶ。まだいくらでも飲めるわ〜♪」
「このパターンだと心さんが介抱役になりそうですね…。お願いしますよ?」
「やーん☆ めんどくさいぞー♪」
Pは次の店に向けて歩き出している美女三人に律儀に声を掛けてから帰宅していった。
いや、あれはただ楓ちゃんと喋りたかっただけか? スケベめ☆
次に向かった二軒目ではまだ会話らしい会話ができていたと思う。
でも三軒目ではひたすら大笑いしていた記憶しかない。
馴染みの店主に追い出されるように(覚えてろよ☆)お店を出て見渡してみれば生き残ったのは瑞樹さんとはぁとだけ。
それで、ちょっと早いけど今日はもうおひらきにしようかと瑞樹さんと笑いあった。
つっても魔法が解ける時刻からもう結構経ってるんだけど☆
前職から業界人の瑞樹さんは慣れた様子でタクシーを捕まえると、これまた手慣れた荒っぽさで早苗さん、楓ちゃん、美優ちゃんを後部座席に放り込んでいくから、はぁとが手伝う暇もなかった。
「この娘たちは私が責任をもって寮に連れて帰るから、悪いけど心ちゃんは別のタクシー捕まえてね」
「いやいや、はぁとの方が申し訳ないです。はぁとだけ別のとこに住んでるからって、いつもメンドーな役目を瑞樹さんに押し付けちゃって」
「そんなこと気にしないの。気を付けて帰るのよ? 帰ってからもクレンジングさぼっちゃダメよ? それと前に教えたむくみ予防のマッサージもちゃんとするのよ? あと…」
「あは♪ はぁい、大丈夫っす☆ おやすみなさーい♪」
面倒見の良さには結構自信があるはぁとも瑞樹さんのオカンオーラには敵わない。
危うくホームシックになりそう☆
四人が乗ったタクシーのテールランプが他の車のと見分けがつかなくなると、さっきまで騒がしかったのが噓みたいにロンリネス。
「いいなぁ、寮住まい…」
正確には寮じゃなくて会社の借り上げマンションだけど。
ミシン数台に作業台、お裁縫用のたっくさんの道具、布生地、芯材、トルソーマネキン、エトセトラ…それに何より百着を軽く超えるはぁと印のお洋服と衣装。これだけ物が多いと単身者向けの寮の部屋にはとても入りきらない。
だからはぁとのお家は都心からはちょーっと離れたトコにある。
昔とは違いライフラインを止められる心配はなくなった今日この頃、それでも都心からそう離れていない寮の近くに引っ越すことはまだ当分出来そうにない。
東京の家賃高すぎだろ☆
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