佐藤心のすったもんだ
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9: ◆ao.kz0hS/Q[saga]
2017/06/17(土) 21:45:15.18 ID:BGljWOh70

◆◇◆◇◆◇◆


うん、これ完全にはぁとの自業自得だ☆

入ってきたらヤるってPはちゃーんと宣言してたのに、ズカズカと入り込んだのははぁと自身…。
もし友達の女の子が「えーん、こんなことがあってヤられちゃったよー。シクシク」って相談してきても、いやそれアンタが悪いでしょ!って言うわ☆ ウケるー☆


「心さん? どうしました?」

「ぁ…なんでもな…くはないけど…」


Pがはぁとをじーっと見つめていた。
こっちは何をどうすればわからなくて何故か大笑いしてしまいそうだってのに、なんでPは薄ーくニヤついてられるんだよ☆


「あぁ、心さんがどうしても無理っていうならしませんよ? でもその場合、帰ってもらいますけど」

「そう、なんだ……ど、どーしよっかなー……」


Pって…はぁとよりほぼ同い年なんだっけ?
背ははぁとより10センチほど高くて、顔は普通で、まぁ悪くない。
仕事中は飄々としていて情熱があるのかよくわからないけど結構有能らしい。
はぁとに自由にお仕事させてくれて、はぁとが無茶しそうなときは冷静に修正してくれる…正直感謝してる人…。

帰るってなると…ノリでPの部屋に来て、Pが止めるの無視して入り込んで、雲行きがあやしくなったら迷惑をかけっぱなしでしっぽ巻いて逃げ帰って、タクシーの運ちゃんに舌打ちされながら何十分もかけてお家に帰って、やっぱり冷たいお布団でってことになる……。

このままPに抱かれるか、それともオメオメと逃げ帰るか…。
胸の中の天秤ははっきりと片方へ傾いてた。大事なことなのにこんな雑で打算的な決め方をしたってよっちゃんが知ったら絶対怒られるわー…。
でも…ごめんよっちゃん…お姉ちゃん今日はとっても寂しいの…☆


「よ、よーし…もうOK…い、いいよプロデューサー…しても……」

「いいんですか? 帰っちゃうかなって思ったんですけど、まぁ良かった…かな?」

「で、でも約束して…っ」


Pに抱かれるってことはアレをPに捧げるってことだ。
別に大事にとっておいたわけじゃないけど、ここまで来たらもう、ね…?
しかも絶賛ナントカ適齢期でもあるんだし…このままアイドル続けていって、いざ一般人に戻ったとき年齢的に誰にも相手にされないなんてことになったら悲しすぎるから…。


「これからもずっと…はぁとと…はぁとの面倒をみるって……。それが約束できないなら、帰る…」

「それは…あぁ、そういうことですか…わかりました。約束します」

「え? いいの…?」


Pは意外なほどあっさりと承諾しちゃったけど…ってマジ? いいの?
あれー? もしかしてPってば素っ気ないふりして実ははぁとのコト…そうだったの? やーん照れるぅ☆


「えへ…えへへ……♪」

「急にニヤニヤして…はは、結構ちゃっかりしてますよね。いや、そういうところも心さんらしくて良いと思いますよ」

「ちゃっかりは余計だぞ☆」

ここに来て初めて視線を絡め合ってクスっと微笑むと、緊張で固まっていた身体が幾分マシになったような気がした。



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