127:名無しNIPPER[sage]
2017/07/03(月) 15:44:46.00 ID:IlfL6BOR0
【ネルフ本部 MAGI内部】
リツコ『母さん、先日葛城ミサトと言う子と知り合いました』
ナオコ『ようやくお友達ができたのね』
リツコ『他の人たちは私を遠巻きに見るだけで、その都度母さんの名前の重さを思い知らされるのですが、なぜか彼女だけは私に対しても屈託がありません』
ナオコ『そうなの、よかったわね』
リツコ『彼女は例の調査隊ただ一人の生き残りと聞きました。一時失語症になったそうですが、今はブランクを取り戻すかのようにベラベラと良く喋ります』
ナオコ『本当にめずらしい。そんなに楽しそうに話するなんて』
リツコ『まだあるんです。ミサトが大学に来ないので、理由を白状させたら、バカみたいでした。ずっと彼氏とアパートで寝ていたそうです』
ナオコ『あらあら、それは困ったわね』
リツコ『飽きもせず、一週間もだらだらと! 彼女の意外な一面を知った感じです、今日、紹介されました。顔はいいのですが、どうも私はあの軽い感じが馴染めません』
ナオコ『昔から男の子が苦手でしたね、リッちゃんは。自分の幸せを逃しちゃわないか心配よ。やはり女手一つで……ごめんなさい、ずっと放任してたものね、嫌ね、都合の良い時だけ母親面するのは』
リツコ「母さん、私、どうしたらいいの」ギュウ
MAGI「……」ブゥーン
リツコ「嫌なことがあると、こうやって、母さんのところで体育座りをして引きこもる。なにも成長していない。私の場所、私の空間、どこにあるの?」
ナオコ『ーー本当にいいの?』
ゲンドウ『ああ、自分の仕事に後悔はない』
ナオコ『嘘。ユイさんの事忘れられないんでしょ。でもいいの。私』スッ
ゲンドウ『……』
リツコ「ねぇ、母さんは碇司令と私の関係を知ったらどう思う? 嫉妬するかもしれない、実の娘に対してさえ」ナデナデ
MAGI「……」ブゥーン
リツコ「女である自分を捨てきれなかった母さんだから。最後まで女でいるのを選択したのね」
MAGI「……」ブゥーン
リツコ「後悔はない? ……私は、幸せの定義なんてわからない。わからなくなってしまった。なにを望んでいるのかでさえ。あの人に抱かれても、嬉しくなくなった」ドンッ
ナオコ『リッちゃん……幸せになるのよ』
リツコ「私だって! ……幸せになりたい、母さん、助けて……誰か、助けて」ギュウ
オペレーター放送「バルタザール並びにメルキオールの試験運行は次のフェーズへ移行します。技術一課の職員は速やかに作業を開始してください」
リツコ「仕事、やらなくちゃ。仕事」ブツブツ
マヤ「せんぱーいっ?」タタタ
リツコ「……」スッ
マヤ「あれ、ここにもいない、どこいったんだろう」キョロキョロ
リツコ「どうしたの」カシャン
マヤ「あ、中で作業をされてたんですね。躯体の中のテストプラグにデストルドー反応が検出されました」
リツコ「どれぐらい?」
マヤ「0.2と微量ですが無視するというわけにも」
リツコ「わかった。行きましょう」
マヤ「あの……? 結膜炎ですか? 目が真っ赤ですけど」
リツコ「そうね。そうかもしれない。あとで診てもらうわ」
マヤ「それなら私、いい眼科知ってます。そこの先生のところで家族みんなお世話になってるんですよ」
リツコ「そう……。マヤ、問題の箇所は私が当たるから副司令のところにいってこれを渡して」スッ
マヤ「これは?」
リツコ「渡せばわかる。中身を見てはだめよ」
マヤ「い、いえっ! そんな、見るなんてめっそうも!」ブンブン
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