シンジ「その日、セカイが変わった」
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21: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/24(土) 16:42:27.33 ID:zV+SN6BF0
【ネルフ本部 ラボ】

リツコ「チルドレンの様子はどうだった?」

マヤ「レイは大丈夫そうです。アスカは……」

リツコ「まぁ、文句がでるでしょうね」

マヤ「そうですね……」

リツコ「不自由には変わりがないもの。人はリラックスできる場所を求める。自分の部屋というものは、好きにしてもいいという空間でもあるのよ」

マヤ「気を使っちゃいますもんね」

リツコ「そうね。加えて私達女性は巣作りをするという本能でもあるけど。はい、コーヒー」コト

マヤ「先輩、シンジくんの件はなにか進展ありそうですか?」

リツコ「いいえ。まだなにも。上層部は可及的速やかに事態の解決を試みて人材を投入しているけれど、足取りが掴めないのよ」

マヤ「端末に爆弾が仕掛けられてたんですよね? そこからなにか掴めないでしょうか?」

リツコ「難しいわ。元になる端末は、こちらが気がつく前にバラバラになるまで爆破されている。いつ仕組まれたか、内部の人間が噛んでいるとしても容疑者は、数万人の技術者にのぼる。外部から潜入した工作員という線も捨てきれない」

マヤ「パイロットを狙うなんて、信じられません」フーフー

リツコ「警護の意識が低かったみたいね。普段から気をつけてはいた。しかし、網をかいくぐれるプロにとっては施錠ですらなかったのかも」

マヤ「シンジくん達がいなければ人類は滅んでしまうのに」

リツコ「その日暮らしをしている者にとっては、明日人類が滅びようが関係のない人達だっているのよ」

マヤ「理解、できません」

リツコ「考えすぎないほうがいいわよ。理解できないものはいつまでたっても理解できないまま終わることも多いから」

マヤ「無事だと、いいですね……」

リツコ「さて。今頃はなにしているのかしらね、シンジくん」


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