33: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/24(土) 20:49:54.96 ID:zV+SN6BF0
シンジ「そうかも、しれません」
ユイ「無限の可能性であふれている。だから、選ぶのに迷うし、こわい」
シンジ「もし間違っていたら」
ユイ「良くても悪くても、結果はでてしまう。悪かった場合が、他人を傷つけ、自分を傷つけてしまうのがこわい」
シンジ「う……」
ユイ「だから、なにもしない、というの?」
シンジ「そ、それは」
ユイ「選択のひとつなのよ。シンジ、あなたがなにもしないと決めたの」
シンジ「僕がなにかしたって……」
ユイ「なにかしても、なにもしなくても悪くなるのなら、同じではない?」
シンジ「……」
ユイ「決めたのなら責任を持ちなさい。あなたが選んだという自覚から逃げてはだめ」
シンジ「耐えきれなかったら、どうしたらいいんですか」
ユイ「不安感に? 持ち札は多くないと割り切れる?」
シンジ「できそうもありません」
ユイ「シンジはまだ若いから。でも、こわがっちゃだめよ。歳をとるのはね、可能性を消費しているの。今しかできないと判断したら飛びこみなさい。これなら、言っている意味わかるわよね?」
シンジ「はい」
ユイ「シンジ……」スッ
シンジ「……?」
ユイ「あなたならきっとできる。あなたが持つDNAはそこらの凡人に負けるはずのない、サラブレッドですもの」
シンジ「……」
ユイ「母さんの血筋を信じなさい」
シンジ「なんだか、懐かしい匂いがします」
ユイ「……覚えがある?」
シンジ「なんとなく、そう思っただけで。変ですよね。僕、誘拐されて、相手の顔だってわからないのに、こんな話するなんて」
ユイ「話してくれて嬉しいわ」
シンジ「いえ……」
ユイ「まだ、エヴァに乗り続ける?」
シンジ「ふぅ……すぐには、答えがだせそうもないや。だけど、乗ってみんなが笑顔に……自分の為に僕は乗るべきだと思います」
ユイ「そう」
シンジ「ありがとうございました……あれ、お礼を言うのは、変ですかね」
ユイ「いいのよ」
シンジ「あんまり、考えを話せる人いないから」
ユイ「また会える。次は、麻袋無しで。チクっとするけど、我慢してね」スッ
シンジ「え? いっ! また……⁉︎」プス
ユイ「おやすみ」
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