37: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/24(土) 21:27:31.34 ID:zV+SN6BF0
【ネルフ本部 第三会議室】
シンジ「失礼します」
冬月「楽にしたまえ」
シンジ「はい」スッ
冬月「災難だったが、無事でなによりだ。検査の結果は問題ないそうだな」
シンジ「すぐに退院できました」
冬月「赤木博士から報告は受けているよ。書類で確認してもいいが、直接話を聞きたくてね」
シンジ「かまいません」
冬月「君は、将棋を打つかね?」
シンジ「あ、いえ……」
冬月「ふむ。山崩しならできるだろう」ガシャカシャ
シンジ「それなら知ってます」
冬月「聞きたいのは、君を誘拐した相手だ。女だったそうだな」スッ
シンジ「はい。声を聞いたので」
冬月「麻袋を被せられ、両手両足を縛られていたと聞いたが?」
シンジ「間違いありません」
冬月「やけにはっきりと答えるな」
シンジ「え……あの、なにか?」
冬月「老人と2人きりでは息苦しいのではないか」
シンジ「……はい、息苦しいです」
冬月「ん?」
シンジ「でも、望んでるのは副司令ですから」
冬月「この席をかね?」
シンジ「はい」
冬月「それは違いない。多少の無礼は許そう」
シンジ「質問に答えるかわりといいますか、ひとつお願いしてもいいですか?」
冬月「めずらしいな、なんだ?」
シンジ「父さんと、少し、話がしたいんです」
冬月「碇と?」
シンジ「はい。母さんのことを聞きたくて」
冬月「なぜかね? もしや、君を誘拐した相手は――」
シンジ「え?」
冬月「いや、なんでもない」
シンジ「誘拐した相手は、誰だかわかりません。ただ、僕を知っていて、小さい頃に会ったとは言ってましたけど」
冬月「やはり、我々は彼女の手のひらで遊ばれていただけなのか」
シンジ「彼女?」
冬月「それだけでいい。碇には会わせてやろう」
シンジ「あ、ありがとうございます」 ホッ
冬月「山崩しはまたにしよう。今なら、多少の時間があるはずだ。ついてきたまえ」
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