38: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/24(土) 21:41:14.81 ID:zV+SN6BF0
【ネルフ本部 発令所】
ゲンドウ「どうした?」
シンジ「あ、あの……」
ゲンドウ「ぐずぐずするな。用件があるならさっさと言え」
冬月「母親について知りたいそうだ」
ゲンドウ「なに?」 ピクッ
シンジ「母さんって、どんな人だったの?」
ゲンドウ「なぜだ?」
シンジ「知りたいって、おかしいかな……」
ゲンドウ「そうではない。なぜ今なのだ」
シンジ「気になったんだ。父さんは、母さんのことを大切に思ってるのは知ってるから」
ゲンドウ「シンジ」
シンジ「なに?」
ゲンドウ「無駄な話に時間を割くな」
シンジ「そ、そんな」
冬月「――サードチルドレン、面白い話をしてやろう」
シンジ「……?」
冬月「ここにいる男はな。昔、私の教え子だった」
シンジ「と、父さんが?」
ゲンドウ「……」
冬月「大学の頃の話だがね。当時からこいつは、一匹狼を気取っていてな。変わり者の類だった」
ゲンドウ「冬月」
冬月「キャンパス内では孤立していたよ。しかし、そんな折に、君の母親に出会った。最初は疎ましそうにしていたな」
シンジ「そ、それで?」
冬月「しかし、ユイ君の態度に、この男の心もやがて氷解していった。いつのまにやら、なくてはならない存在になっていたのだ」
ゲンドウ「過去の話だ」
冬月「やがて、2人は付き合うようになった。男女の仲というやつだ。そして、ユイくんは君を身篭った」
シンジ「父さんって普通に恋愛してたんだ」
ゲンドウ「いいかげんにしろ!」
冬月「碇、もういいのではないか」
ゲンドウ「なんのつもりだ?」
冬月「俺もお前も、やり方を間違えていたのだ。お前は言ったな。ゼーレと死海文書の存在にはじめて気がついた時、俺にこれを世間に公表すると」
ゲンドウ「なぜ蒸し返すのだ」
冬月「ネルフがまだゲヒムだった頃、お前は人が変わったようになって、決意を滲ませて帰ってきた。人類補完計画を遂行するために」
ゲンドウ「冬月、シンジを連れてさがれ」
冬月「ここから見える職員を見たまえ」
マヤ「あ、ここの解析間違ってる」
シゲル「じゃんじゃんじゃかじゃ〜ん♪ いぇ〜い♪」
マコト「はぁ、仕事が終わらない」
ゲンドウ「それがどうした?」
冬月「誰しもが、夢にも思うまい。人類が滅ぶ手助けをしているとはな」
ゲンドウ「滅ぶのではない。人が形を変える為の進化だ。必要な補完だ」
冬月「息子は、お前ではないよ」
ゲンドウ「なにを言っている」
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