シンジ「その日、セカイが変わった」
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62: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/25(日) 20:33:02.38 ID:ydzk62+70
【第三新東京都市立第壱中学校 昼休み】

シンジ「トウジ」

トウジ「おう、昼休みから出勤か。ネルフの用事やったんか?」

シンジ「今朝は、転院に必要な手続きの詳細を聞きに付属病院に行ってたんだ」

トウジ「病院て……」

シンジ「父さんに頼んだら、転院が認められたんだ。サクラちゃんが治るかもしれないんだ!」

トウジ「やっぱり、そうなったか。サクラに会わせたのは失敗やったのぉ」

シンジ「え?」

トウジ「話はありがたい。やけどな、頼んでほしいなんて、ワシがひとことでも言うたか?」

シンジ「い、いや、でも」

トウジ「こうなると思うたから会わせたくなかったんや。ワシがお前がきたくても断るというたのは」

シンジ「治るかもしれないんだよ?」

トウジ「人間ってのは複雑やな。ワシはサクラを心配しとる。せやけど、お前も心配や」

シンジ「僕はいいんだ」

トウジ「治療費は、ネルフが負担してくれるんか?」

シンジ「そうだよ、なにも心配しなくていい」

トウジ「なぜ、ワシに一言、聞いてくれへんかったや」

シンジ「それは、僕のせいだから」

トウジ「お前がやっとるんは押しつけや。どうにもならんと判断したらワシから相談する」

シンジ「ご、ごめん、だけど……!」

トウジ「ワシがお前に感謝の気持ちがなくても、ええんか?」

シンジ「いいよ、考えが足りなかったのは僕が悪い。トウジの気持ちを」

トウジ「いや、ええよ。転院させてもらうわ」

シンジ「よ、よかった! 転院には紹介状が必要で!」

トウジ「それぐらいワシも知っとるわ。必要な手続きは全て調べ終わっとるからの。万が一、転院となった時の為に」

シンジ「そっか。転院させるのは、考えたりするよね」

トウジ「必要な書類は近日中に渡す。それでええか?」

シンジ「うん、受け取ったらすぐに父さんに話て、金銭的な詰めにはいるよ」

トウジ「わかった……。シンジは先に教室に戻っておいてくれ。ワシは少し、風に当たって戻る」

アスカ「鈴原、ちょっと待ちなさい。あんた、打算したわね……」

トウジ「……?」

アスカ「こうなるのがわかってて、シンジを妹に会わせたんでしょ⁉︎」

シンジ「アスカ?」

アスカ「転院させるために! あんたは言わずとも最初からシンジに頼んでたのよ! 妹の状態を見せつけることで!」

トウジ「……」キッ

アスカ「シンジ。あんた、利用されてんのよ?」

シンジ「やめてよ、トウジがそんな……」

アスカ「なんでシンジに会わせたのよ!」

トウジ「お前は、シンジが心配なんやな」

アスカ「話をすり替えないで!」 バンッ

トウジ「妹が会いたがったからや」

アスカ「シンジがこうなるとわかってて、妹の頼みを断らなかったのは、そういうことでしょ⁉︎」

ケンスケ「(僕に会わせなかったのは、そういう理由か)」


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