64: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/25(日) 23:20:18.15 ID:ydzk62+70
トウジ「シンジ、お前……」
シンジ「なんでもない。気にしなくていいよ」
トウジ「あいつの取り乱し方はそんなんやなかったやろ。心配せなあかんようなのがあったんちゃうんか⁉︎」グイッ
ケンスケ「話は聞かせてもらったよ」
シンジ「ケンスケ……」
ケンスケ「トウジ、僕に謝らなきゃいけないんしゃないか?」
トウジ「今はシンジの話を……!」
ケンスケ「もちろん碇にもだ! なんで正直に話さなかったんだよ! 碇だって、僕だって、事情を知ってれば力になろうとしたのに! 僕にはコネがないからか⁉︎」
トウジ「うっ、そ、それは」
ケンスケ「いいか、順番を間違えちゃいけないんだ! 僕たちは友達だろう、だったらまずは誠意を見せなくちゃ!」
トウジ「……」
ケンスケ「トウジッ! なんのために碇に殴らせたんだよ!」グイッ
トウジ「……離せ」
ケンスケ「離さないね! 友達が間違った道に進んだら正さなきゃならない! 碇がどういう戦いしてるか僕たちは見たからだろ⁉︎」
トウジ「ぐっ……」
シンジ「ケンスケ。もう、その辺で」
ケンスケ「碇、そんなんじゃだめだよ。僕たちは他人同士だ。ぶつかるのは当たり前なんだ! 喧嘩したっていい! 友達を続けたいなら、きっちり清算しないと!」
シンジ「……」
ケンスケ「どうした⁉︎ トウジ、殴りたいなら殴ってみろよ⁉︎」
トウジ「わかった。わかったから、もう離してくれ」
ケンスケ「……」スッ
トウジ「すまんな、シンジ。ワシは卑怯モンや。惣流が言うたのは当たっとる」
シンジ「いいよ」
トウジ「自分に言い訳をしたんや、簡単に許したらあかん。心のどこかで、許してくれる、悪いのはお前やって、そう思っとった」
シンジ「……」
トウジ「怪我をさせたのはとっくにチャラになっとったはずやのに、痛みに耐えてる妹を見るたんびに、なんでこんな目にあわなきゃあかんのかって、ワシは、ワシは……!」ガク
シンジ「怪我が治るまで、そう思うのも仕方ないよ」
ケンスケ「碇、それでいいのか?」
シンジ「うん」
ケンスケ「いいやつなんだな、碇は」
トウジ「ケンスケも、黙っとってすまん」
ケンスケ「ロリコン扱いしたのもだろ!」
トウジ「そっちも気にしとったんかいな」
ケンスケ「こいつぅ……!」
トウジ「すまん」
ケンスケ「まぁ、僕は碇に比べたら、なんてことないように思えるけどさぁ」
トウジ「それで、シンジ。お前、なんかあったんか?」
シンジ「……なにも、ないよ」
トウジ「ほんまか?」
シンジ「いやだな。なにもないのに、なにかあったなんか言えないじゃないか。僕にウソをつけっていうの?」
ケンスケ「そうだな、ウソをついたってすぐにわかるんだぞ?」
シンジ「や、やめてよ。二人とも。本当になにもないよ、教室に戻ろう。そろそろ昼休み終わるから」
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