シンジ「その日、セカイが変わった」
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81: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/27(火) 02:17:03.81 ID:d4zFeL7H0
【ネルフ本部 コンテナ】

シンジ「はぁ、疲れた……」ガチャ

ユイ「おかえり。シンジ」

シンジ「わ、わぁっ⁉︎」

ユイ「そんなところで立ってないで、はやく中に入りなさい。一人暮らしをするのね」

シンジ「えぇ、まぁ……はい」 スッ

ユイ「どうしたの? 正座なんかして」

シンジ「いや、なんでいるのかなって」

ユイ「いちゃだめだった?」

シンジ「そういうわけじゃ」

ユイ「どう接していいかわからないの無理がないわね。いきなり現れて母親なんて言われても」

シンジ「あ、いや、そのっ」

ユイ「それでかまわないわ。親子の縁は簡単に断ち切れないものだから。私たちは血が繋がっているという事実さえあれば、やりなおす機会はある」

シンジ「そうですね」

ユイ「ええ。あなたは冷たくされた父親に自身の価値を認めてほしいと追い縋り、そして死んだと思っていた母である私にはなにをしてほしいの? 愛情? 思いきり甘えたい?」

シンジ「わかりません」

ユイ「反動は誰にだってあるものよ。シンジは頑張ってないわけじゃなかった。ただ、自信がなかった。そうよね?」

シンジ「僕は、そんな」

ユイ「頭を撫でてほしいの? 抱きしめてほしい?」

シンジ「その、僕は中学生ですから」

ユイ「母親にとってはいくつになっても息子なのよ。それとも、母ではない、異性にそうしてほしい?」

シンジ「あの、なんて呼べば、そこからはじめませんか」

ユイ「好きなように呼びなさい。どんな呼び方をされても私は怒ったりはしないわ」

シンジ「そ、それじゃぁ、ユイさん?」

ユイ「やっぱり母さんとは呼んでくれないのね」シュン

シンジ「え、だって今どんな呼び方をされても」

ユイ「怒らないとは言ったけど、悲しまないとは言ってない。それに、残念そうな素ぶりが見えないと愛していると伝わらないでしょう?」

シンジ「あ、愛してるって」

ユイ「私にとってもシンジにどう接したらいいかわからないの。だから、時にはストレートに伝えないとね?」

シンジ「なんで、今になって戻ってきたの?」

ユイ「シンジに会いたかったから」

シンジ「……」ギュウ

ユイ「本当よ」

シンジ「そんなのウソだ。だったらもっとはやく戻ってきてくれたってよかったじゃないか」

ユイ「そうね。私が愚かだった。こんなにも簡単な答えに行き着けなかったなんて」

シンジ「答え?」

ユイ「私の望みは、星と共に悠久の時を超えた存在になることだった。でも私はすでに、望みを叶えていたの。あの人を利用してシンジを産めたんだもの」

シンジ「なに言ってるかわからないよ」

ユイ「知恵の輪は既に出来上がっていたの。あなたの選択で人類に、生きとし生けるもの全てに、福音をもたらしなさい」

シンジ「ほ、本当になに言ってるんだよ」

ユイ「あぁ、シンジ。私の望みは全てあなたにある。あなたが私の願いそのもの」

シンジ「な、なんなんだよ。この人が、本当に母さん?」

ユイ「紛れもなく、母親よ。六分儀という性もあなた。 少しの間眠りましょう。起きたらまたいつも通り。眠りなさい、かわいいかわいい私のシンジ」プス


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