かなふみ全然わからんがかなふみこんな感じだったらいいなと妄想したアイドル百合SS
1- 20
15: ◆2DegdJBwqI[saga]
2017/07/03(月) 00:02:45.23 ID:GoSg0tP5o

 彼女は何も言わない。
さきほどより少し私から顔を離して、薄目になって、長いまつ毛を眠そうに重力任せにベッドのシーツ方向へ垂れ下げながら、こちらを見ている。
 機嫌はあまりよろしくない。
 いくらか冷めてしまったムード。

 不本意だった。
 どうして、こんな話に転がってしまったのだろう。
 考える。
 結論は、簡単だ。

 ――アイドルになった理由、要は男なわけでしょう?

 私がアイドルになった理由を、一人の男性に対する好意の芽生えに還元しようとする彼女。
 含みを感じる発言。
 私と彼女のためにあてがわれた、私と彼女しかいないホテルの一室、すなわちこの空間で、私の、ありもしない、あったはずのない、他の男性への好意の質を、私と彼女を繋ぐアイドルという至高の煌めきに結び付けようとする。
 私はそれに、ムカムカしていたのだ。
 それがたとえいつもの冗談の一環であっても。ごくささいなことだとわかっていても。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
39Res/31.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice