女「好きな人のためなら」 ※百合
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100: ◆COErr5OWSM[saga]
2017/07/15(土) 01:21:46.10 ID:DOR/zOiN0

 何故食い下がるのか。これ以上近くにいられたら頭がどうにかなりそう。
下唇を目いっぱい噛んで感情が爆発することを抑える。


「もう、いいじゃないですか……。別に、カナさんには関係ないことですから」

「…そっか。心配だから用事終わるまで待ってる」

(なんで、なんで……!)

「だからっ!カナさんはっ、邪魔なんです!帰ってくださいよっ!
……っ、ていうか何で心配するんですか!?今までずっと連絡してこなかったくせに!」


 子供が泣きながら喋る時みたいで、自分でも滑稽だと思う。
このまま嫌われれば、もう会いに来ることはないかもしれない。
会えなくなるのは死ぬほど悲しいけれど、こうすれば安全なはずだ。


「それに…それにっ…カナさんのこと、ほんとはめんどくさく感じてたんですっ!
だから会え、会わないようにして清々しましたよ!あとは、あとはっ…ぁとは…」


 全然嘘の理由が出てこない。全部楽しかった思い出しかない。


「今のを要約すると、あたしに会えなくて寂しかったってことかな」


 もうダメだ。どうすればいいのか分からない。
膝から崩れ落ち、涙が溢れ出てきてくしゃくしゃになった顔を両手で隠した。
最近で一生分のどれくらいの涙を流したのか気になる。



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