16: ◆COErr5OWSM[saga]
2017/07/04(火) 08:09:07.31 ID:18DF6Rhx0
なんて事をしてくれるのだろう。
あぁ、こっちに来てしまう。どうする、どうする。制服が似合っていてかわいいとか、
相変わらずスタイル良いなだとか、のんきなことを考えている場合ではない。
りんごの様に赤くなっているのっているのが自分でもわかるので、顔を上げられない。
下を向いていても近づかれたらバレるだろう。
「...お伺いいたします」
不気味な間があった。非常に怖い。
「えーっとぉ、この○○を三つください」
「はいっ、○○が三つですね。かしこまりました。ご注文は以上ですか?」
「はいー。でもちょっと待ってください。ほら、ナオちゃん」
もう逃げられないか。
「あの、カナさん?久しぶり、ですね…?」
「...そうだよ〜久しぶりだねっ。ナオちゃん」
ちゃん付けで呼ばれた。普段は「あんた」とか「ナオ」と呼ぶのに。
「あ、ははは、ほんとに...」
笑顔を浮かべているものの、目が笑っていないところが非常に怖い。
それにしても、本当にきれいだ。先輩は一見すればつり目の美人できつい性格だと思われがちだが、
実際はきさくな人で、女の子らしくかわいいものが大好き。このカフェは制服がとても
凝っていて、いかにも先輩が好きそうなものだ。
このカフェは先輩が通っている大学から少し遠くにあるので、やはり高校時代同様、
本当の趣味は隠しているのだろう。
「良かったわね、ナオさん。先輩と再会できて」
こういう形では望んでいなかった。もっとしっかり心の準備をしておきたかった。
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