ブルー「俺達は…」ルージュ「2人で1人、だよねっ!」『サガフロ IF】
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876:名無しNIPPER[saga]
2022/04/09(土) 22:00:02.25 ID:dburQpGm0


    白薔薇「金獅子姉さま?」

   アセルス「…どうして剣を?あの人に言われて白薔薇を連れ戻しに来たんでしょ」




     金獅子「…いざ参る、と言いたいですが手負いのあなた方を斬り伏せたとあっては恥という物」

     金獅子「その折れた劔で立合うとなれば尚更に」




 折れたアセルスの得物を一瞥しながら彼女は更に次の様に言葉を続けた…




     金獅子「あのお方の御命令は絶対です、それに叛するつもりなど絶対にあり得ませんが」

     金獅子「今この場では剣を振るいたい気分にはなれません」



 最後にメタルブラックの亡骸に視線を向けて、この場で争う気になれない、彼女はそう告げた…
ほんの僅かな時間とは言え武人として最高の邂逅を果たした相手、感傷的だと思われるかもしれないが
今はただ武勇の死を慮りたかった、…嘗て人間だった頃一人の戦士として敵味方関係なく戦死した勇者に哀悼の意を表した
 剣を交え彼という存在を知ったからこそ尚更に亡骸が野晒しになっているこの地で争う気にはなれなかった





   金獅子「ですから3日後、今から丸3日過ぎた後の夜半過ぎに再びこの[庭園]で1対1での決闘を望みます」



  ルージュ「い、1対1で!?」



   金獅子「ええ、こちらから指名する相手は無論あなたですアセルス殿」



 魔術師は目を見開いた、正直に言えば今この場で戦いを回避できるのであればこの提案は是が非でも乗りたい
現状のパーティーメンバーのコンディションと武装の破損具合を見れば全滅するのは火を見るより明らか

 が…、三日後に『"1対1で最低でもメタルブラックと同等の相手と戦う"』というあまりにも大きすぎる代償を払わねば…




   レッド「姉ちゃん1人で戦わせるワケには「いいわ」


   レッド「っ!アセルス姉ちゃん!」

  アセルス「今から丸3日過ぎた後の夜半過ぎ…夜中の2時に私があなたと戦う、それでいい」



 疲弊しきった今の自分達が一斉に飛びかかったとしても勝てる相手じゃないことは判っている
苦肉の策だろうが不利な提案だろうと四の五の言える立場じゃないのは重々承知している、だからこそ受け入れる他ない



  アセルス「ただし約束して欲しい、あくまで戦うのは私なんだ!…彼らは、本来関係ない人達なんだ」




  アセルス「もしも私があなたに敗北したとしてもルージュや烈人くんには指一本触れないと誓ってくれ」

   金獅子「…いいでしょう、あのお方の名の元に誓います気高き人よ」




 金獅子姫の姿は揺らめき、次の瞬間には影となって消えていた…、居場所が割れて同じ[京]に居る以上は
別の"惑星<リージョン>"への逃走はまず不可能だ、三日後、"一人の女性<白薔薇姫>"を賭けた女の戦いが始まるッ…!



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