ブルー「俺達は…」ルージュ「2人で1人、だよねっ!」『サガフロ IF】
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883:名無しNIPPER[saga]
2022/04/24(日) 22:21:06.02 ID:lKGqTXjr0
【双子が旅立って11日目 午後 16時47分 [スクラップ:酒場]】



 メイレン「もう!来てたなら一言でも言ってくれたいいじゃないの」


 頬からすっかり赤味が消えて、穏やかな笑みを浮かべるチャイナ美人の横で毛根がまた一段と薄くなった辮髪の男が
目尻に涙を浮かべながら頷く、そんな男女に「いやぁ取り込み中みたいだったんで空気読みましたー」と笑って返すニート
 凡そ30分近い荒れっぷりを見ながらちびちびと麦酒を飲んでいた3人と1匹は嵐が過ぎ去ったタイミングで彼らの前に立つ


 クーン「そうだよ!メイレンもフェイオンも"ぷろれすごっこ"が凄かったんだよ!!迫力あって面白かったなー」


 ブルー達も近くで見ればよかったのに〜、と能天気な感想を漏らす緑の獣っ子に無邪気とは時として恐ろしい物だなと
引き攣った笑みを浮かべていた、紆余曲折はあったがコレで荷物の受け取りができそうだ


―――
――


 砂埃の舞う[スクラップ]の街を集団が歩いて行く、道中リュートがクーンにメサルティムはまだ居ないのか?と尋ねる
蒼き術士は特にすることも無いから脚を進めながら耳を傾けてなんとなく会話を聴いていた
 話の内容を簡単に訳すと、その水妖は例の"先生"とやらとまだ療養らしく手紙が届いたがパーティーに合流するのに
もうしばらく掛かるとの事らしい
 妖魔で医者と聞くと掴みどころの無いどこぞの藪医者を思い出して気が滅入るからその"先生"とやらが居ないのは
ブルーとしては都合が良かった、そんな事を考えていると目当てのジャンク屋にたどり着いたようだ







       『ジャンク屋!いい品あります カバレロファクトリー(株)経営』




  メイレン「あら、ここカバレロ一味が経営してた店だったのね…」

 フェイオン「ムッ、カバレロというと私と出会う前にキミ達が一悶着あったという連中か?」


 チャイナドレスの美女が経営グループの名前を見て、顔を顰める
雰囲気からしてあまり良い関係では無かったと察せられるが…



 ブルー「カバレロ一味?なんだそれは」


 アニー「あぁ、この[スクラップ]を牛耳ってるヤクザ者よ」

 アニー「確か何処かの"惑星<リージョン>"で恐喝紛いな手を使って金属を安く買いたたいていたとか」


 リュート「おっ!それ知ってるぜ[ボロ]の事だろ!ゲンさんとT-260が居た場所で子供を誘拐する碌でもねぇ連中さ」

 リュート「あの二人が此処に来たのも[ボロ]から手を引かせる為の"話し合い"だったって聞いたぜ」


 それを聞いてまたあの二人か奇妙な縁もあるものだな、と術士は思った
あまり西日に焼かれたくはないので足早に小汚い店の入り口へと入ってみると中はこれでもかと言う程[がらくた]が
散乱していて脚の踏み場もないと言った状態であった、これでも店か?と術士の青年は眉を顰めた



  水棲系モンスター(緑)「おっ、お客さんじゃん!」
  水棲系モンスター(青)「へい!いらっしゃい!」


   アニー「"イタリアンレストランからのご注文だよ、頼んでた調理器具を頂きたいんだけどね"」ジャラッ

  水棲系モンスター(青)「!!! はいはい、例の調理器具ですね、お代金を確かに頂きました」チャリンッ



 金の入った麻袋をカウンター台に乗せる裏社会の女、それを見て、その言葉を聞いてトサカのある青蜥蜴が
差し出したのはどう見ても調理器具には見えない工具箱が複数…
 それを受け取ったアニーは中身を確認すると「確かに頼んでたブツだね、ありがとさん」とだけ告げて店を出ようとした




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