ブルー「俺達は…」ルージュ「2人で1人、だよねっ!」『サガフロ IF】
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955:色々忙しくて更新できず すまなかった 書き溜め4レス投下[saga]
2023/02/02(木) 00:19:16.21 ID:RogDpt0n0

 鬼が出るか蛇が出るか。


 答えは竜が出た。


 洞穴の中に潜む2頭のドラゴン…剥き出しの牙を覗かせながら炎の吐息を漏らす[赤竜]と、その竜が蜥蜴の赤ちゃんに
思えてくるくらいには凶悪な[黒竜]が塒に飛び込んで来た保存食を睨みつける

 赤いのは兎も角、黒い方は大問題だ…


 希少種のドラゴンでありあらゆる攻撃を防ぎきる頑丈な鱗と皮膚、防御面も然ることながら攻撃性も相当に高い
[タイタスウェイブ]を始めとして一撃で命を刈り取る[デスグリップ]や[石化ガス]のブレスを吐き出し敵対者を石に変える


  リュート「さ、サンダー…!!」


 弦楽器を背負った青年が洞窟に踏み入れ見た物は二頭の竜…の眼前にて恐怖の表情のまま文字通り石化した弟分の姿…!
恐らく[黒竜]の吐き出したブレスによって変えられてしまったのだろう




  ブルー(くっ、これは不味いぞ…)




 自分達は[グレートモンド]を倒した。

 あの時とは人数も戦力も大分違うがそれでも実力には確かな自信がある
ドラゴンを相手取ったとしても連携を組んで攻め続ければ勝ち筋は十分に見えはするのだ…。然しながら問題がある


 "このパーティーは【状態異常:石化】を治せない"という点だ。


 スライムが一角獣の姿に成ることで使える[マジカルヒール]を以てしても石化だけは治せないッ!
術の力で治す事ができるがその術がよりにもよって[印術]の反術である[秘術]なのだ
 印術を選考したブルーには[杯]を唱える事はできない、従って石化を解くには竜を倒すことで解除するか
デカい石像と化したサンダーを引き摺って一時退却して医療機関にでも連れてくかの二択


 …長期戦は不味い、―――1人、また1人と石化すればそれだけ戦力は減る、石化解除が不可能ならばそのまま全滅もある


  ブルー「汝、現世においてあらゆる束縛から解き放たれん!――[解放のルーン]よ!」フォンッ!フォンッ!


 そこまで考えて咄嗟に彼は印を切った、この戦闘で懸念すべきは人数の欠員が出る事、欠員を出す一番の要素は石化だ
ならばルーンの加護を付与して予防線を張るべきだ、勿論最優先は我が身である
 自分が真っ先に落ちれば[解放のルーン]を使える術者が居なくなるのだから。


         「グオオオオォォォォン!!」


 竜共が吼える、赤は雄々しく叫びをあげた後に息を吸い込み体内から熱を放出する準備を、黒は呪われし吐息を溜め込み
吐き出された[火炎]と[石化ガス]の二種が交差するように吹き出される


   ヒューズ「やべぇっ!!おい!リュート恨むんじゃねぇぞ!!」ゲシッ!


 危機を察知した不良刑事はすぐさま前に飛び出し"サンダーの石像に蹴りを放った"…ッ![キック]を見舞われた豪鬼像は
ずしんっ!と音を立てて倒れる…。戦闘面においては無数の修羅場を潜り抜けてきたヒューズだからこその判断
 彼は石化中のサンダーを盾にするという機転を利かせたのである

 [黒竜]程の強きドラゴンの力で石化させられたのだ、目の前の二頭と自分達の猛攻がぶち当たったとしても砕けない
背丈も横幅も人の倍はあるサンダーであれば遮蔽物の無いこの洞窟内に置いて丁度いい土嚢代わりになる

 真っ赤な猛火と黒々としたガスが噴き出され、倒したサンダー像の懐に滑り込んで来た捜査官やリュート、スライムが
息を止めてガスを吸わぬ様に耐え忍ぶ…


  リュート「あちちっ…!!背中に当たってるサンダーが焼けてるせいで…このままじゃ石焼芋になっちまうぜっ!」

  ヒューズ「直火焼きか彫像になるよかマシだろ!!――それよりブルーとアニーはどうなった!?アイツらいねぇぞ」


 ブレス攻撃が止まり、彼らが武器を手にサンダー像の影から様子を伺う…如何にサンダーが大柄でも全員が
隠れられる体格ではなく更に言えば距離も離れていた、比較的に像から近かった3名は間に合ったがあの位置では…!


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