【艦これ】龍驤の乳首を開発するだけのスレ
1- 20
2: ◆kquYBfBssLZl[saga]
2017/07/24(月) 23:54:01.75 ID:IlHfZ6GcO
夜の執務室は酷く静かで、まるでこの建物には自分一人しかいないのではないかという錯覚を起こす。
空調の音、ペンが紙の上を走る音、自分の呼吸と鼓動のおと。
それらがやけに大きく感じるほどに静か。
真実、今この瞬間、執務室にいるのは自分しかいないのだから、そんなことは当たり前だ。
しかし、それは同時に嘘でもある。
小難しい文章と承認印の捺された書類の山から、備え付けの置き時計に視線を移す。
時刻は二三四五。
彼が執務室を出てから十五分ほど。
つまり、そろそろ彼が戻ってくる頃合ということ。
思わず頬が熱を持つのを感じて、それを排熱しようと小さく息を吐く。
それでも熱は一向に引かず、むしろ鼓動と呼吸が早まっていくようにも感じてしまう。
胸元に手を伸ばすと、小さな金属に触れる。
彼との約束の証。
彼が自分のモノで、自分が彼のモノである証。
未だに練度は足りないが、約束の時まではもう目と鼻の先ほどだ。
小さな指輪と大きな指輪、二つの輪を弄んでいると、執務室の扉が不意に開いた。
「ただいま」
「ん、おかえり」
薄いTシャツに下はジャージと、平時よりも随分とラフな格好で、濡れた頭を乱暴に拭っている彼。
後手に扉を閉める彼の視線が、自分の胸元に寄っていることに気づく。
少しだけ、肩に力が入ってしまう。
彼の格好もラフだが、自分の格好もまた随分とラフだった。
さすがに彼のような肌着ではないもののそこそこ薄手で、下も涼しさ重視の短パンだ。
そんな状態で胸元を凝視されれば、否が応でも意識してしまうに決まっている。
しかし、それに気づかれるのは恥ずかしいし、なんだか悔しい。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
24Res/14.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice