【モバマス】モバP「エロトラップダンジョンその2?」【R-18】
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77: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/09/16(土) 01:21:29.60 ID:D8ss6oGF0
[佐久間まゆ]



「ん、あ……?」

 まゆが重い目を覚ましたのは、密室の中だった。

 密室と言っても内装などは皆無に等しく、床や壁、天井は土で固まっているだけだ。

「くっ、うぅ……」

 そんなところに寝ていたせいか、身体の節々が痛い。ゆっくりと起き上がった時に来るその痛みにまゆは思わず顔をしかめた。

「……ここは?」

 まだ完璧にはっきりとはしていない意識のままあたりを見渡す。しかし、ただ四方には壁がそびえたっているだけだった。

「私、なんでこんなところに?」

 少し痛む身体を起こして、スカートについた汚れをまゆは掃った。そして、先程と同じように不安げにあたりを見渡す動作を繰り返す。

「事務所で、そう、プロデューサーさんがいなかったから待とうと思ってソファーに座って……」

 まゆの記憶はそこで途切れている。ついつい微睡んでしまい、いつしか眠ってしまっていた。ということは十分にありえる話だが、その結果ここに連れてこられてきていると考えるのは少々現実離れしすぎている。

(まさか、誘拐?でも、事務所の中にいたはずなのに?)

 疑問はつきない。しかし、それよりもこの薄暗い空間のなかにポツンと閉じ込められている状況、その危機を理解し始めると途端に焦燥の心が浮き出てくる。

「そんな……」

 立ち上がり、少し震える足を動かしながら壁伝いに手を置きながら歩く。しかし、そこは本当に四角に区切られたような場所で抜け出すための入り口どころか鼠の通る穴すら見当たらない。

「そんな、そんな……」

 同じ言葉が無意識に何度も飛び出す。水も食料も当然ない。餓死までの道は目の前に用意されているようなものだった。まゆは力が抜けたようにへたり込んだ。



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