240:名無しNIPPER[saga]
2017/11/18(土) 18:21:31.91 ID:UuwuplSg0
目出し帽男「ダメだって言ったら?」
アライちゃんB「おねがいします!おねがいしますぅ!なのだ!!」
アライちゃんA「………………」
目出し帽男「やっぱりダメだな。早くどっちかに決めろや」
アライちゃんB「いやいやいやなのだあああ!!ゆるしてゆるしてなのだああ!!」
アライちゃんA「ニンゲン……ほんとうにみのがしてくれないのか…?」
目出し帽男「くどいなー。次同じ事言ったらもう後は無いからな。良く考えて喋れよ?」
アライちゃんA「…わかったのだ。ニンゲン、ひとつだけやくそくしてほしいのだ。アライしゃんがみがわりになるから、
いもーとはにがしてやってほしいのだ」
アライちゃんB「おねーしゃん!?なんで……」
アライちゃんA「いいのだ、ほんとーはわかってたのだ…アライしゃんがくちばっかりでなんにもできないのは…。
おおきくなるまでにがんばろーとおもってたけど……いまのアライしゃんにはこれしかできないのだ…」
アライちゃんB「おねーしゃん……しゃっきやくたたずっていってごめんなしゃいなのだ…」
男はこれは意外だと思った。今まで何匹かのアライさん達の利己的な面を見てきたので、いくら姉妹の為とはいえ
自分の身を犠牲にするはずが無い、と考えていたからだ。それは目出し帽男にとっても同じだった様で、
目出し帽男「ふーん。珍しい事もあるもんだな。同じ様な事したら必ず泣き喚いてケンカおっぱじめるのに…。
まあいいや、それならお前にしてやるよ」
目出し帽男は腰に下げていたナイフを鞘から抜くと、アライちゃんAを吊っている縄を切り始めた。
ブツリと音がして、アライちゃんAはポテッと地面に落ちた。
アライちゃんA「のだっ」
アライちゃんAは体をぐるぐる巻きにされているのでもちろん手足は動かせない。出来る事といえばゴロゴロ転がるくらいだ。
目出し帽男「覚悟は出来たか?」
アライちゃんA「アライしゃんにてをだすまえにいもーとをかいほーするのだあ!」
目出し帽男「何お前が命令してるんだよ。調子に乗ってんじゃねえぞ害獣。お前らと違って約束は守るから安心して逝けや」
アライちゃんB「………………」
男はいよいよか、と思っていると目出し帽男はずっと黙っていたアライちゃんBの方を向き、近寄った。
目出し帽男「おいお前、正直ホッとしただろ?」
アライちゃんB「な、なんのことなのだ…。そんなことおもうわけないのだ…」
アライちゃんBが横を向いて目を逸らすと、目出し帽男はアライちゃんBの左右のほっぺたを
片手の指で挟み込むように掴んで正面を向かせて
目出し帽男「本当の事を言えよ。言わないとお前にするぞ?」
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