男「アライさん虐待トーナメント?」
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274:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 18:20:36.08 ID:nA7XTHUk0
要は同情を引く目的で身の上話をした訳だ。一応話に不自然な点は無いし、ペラペラと流暢に喋っていた様子からするとおそらく本当の事だろう。
しかしさっき騙そうと嘘をついた事もあるし、完全に信用は出来ない。わざと先に支離滅裂な事を言っておいて、より真実味を増そうとした疑いすらある。

身の上話が本当だろうが嘘だろうが、殺して処分する事に変わりはないからどうでもいい事なのだが、どうも引っ掛かる。
こういうのは一度疑い出したらキリがなくて、アライさんは思慮が浅くて単純だと分かっていても、もしかしたらという思いが頭を駆け巡り結論を出せなくなる。

今後もアライさんを捕まえたり、話をしたりする機会はあるだろう。その時アライさんが嘘をつかないとは限らない。
その時の為にアライさんが嘘をついているかどうか探る方法を考えてみるのもいいかもしれない。

おじさんの作業に余計な口は挟まないと決めていたが、好奇心の方が勝ってしまった。まずはおじさんに話をしなければ。

男「モギさん、少しいいですか?」

おじさん「なんです?」

男はおじさんをアライさんから少し離れた場所へと誘導し、小声で自分が考えている事を簡潔に話した。
作業を中断されたにも関わらずおじさんは嫌な顔ひとつせず、ときおり相槌を打ちながら男の話を聞いていた。話を聞き終わったおじさんは少し黙り込んでいたが、

おじさん「ふーむ。するとカトウさんはアライさんが我々の同情を引く為に嘘を言ってるのではないか、と言いたいんですね?」

男「そうです。今の話はほぼ本当の事だとは思っていますが、どうしても白黒つけたくて」

おじさん「私も本当の事を言ってるとは思います。しかし平然と嘘をつくアライさんがいないとは言い切れませんし、

確かめてみるというのは良い試みだと思いますよ。まあ暴力で脅せば一発でしょうけど、それは本意ではないのでしょう?」

男「ええ。出来るだけ普通に会話して探りたいのですが…」

おじさん「単純なアライさんといえど心を完璧に読むのは神様でもなければ無理でしょうね。神様がいればの話ですが…。

しかしアライさんの本音を垣間見るくらいなら出来るかもしれません」

男「どうするんですか?」

おじさん「そうですねえ…ではこういうのはどうでしょうか?」

おじさんはアライさんの方へ近づくと、

アライさん「何をコソコソ話していたのだ人間。アライさんに隠し事をしても無駄なのだあ!」

おじさん「待たせてごめんねアライさん。アライさんの思いは良く伝わったよ」

アライさん「じゃあここから出す気になったのだ?」

おじさん「その前にもう少し話がしたいんだけどねえ」

アライさん「出してくれたらいくらでも話してやるのだあー」


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