男「アライさん虐待トーナメント?」
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44:名無しNIPPER[saga]
2017/08/24(木) 18:03:35.50 ID:X2hvP44Q0
おじさん「ところでこんな場所まで来てアライさんを捕まえるだなんてあなたも物好きですねえ。もしかしてそういう人?」

物好きなのはお互い様だと思うが…それにそういう人ってなんだ?………いや、意味は分かっている。
アライさんを捕まえるのは普通であれば駆除が目的だが、それならこんな回りくどい聞き方はしない。

ペットとして飼ったり、生きた個体の譲渡も禁止されているのでわざわざ自白する人などいないだろう。
つまりおじさんは男にアライさんを捕まえていじめているのか、と聞きたいのだ。

正直に答える義務は無いが、初対面のおじさんにどう思われようが別にいいと思い

男「まあ…そうですね。あなたは?」

おじさん「あなたと同じですよ。……そろそろ私の罠がある場所に着きますねえ」

おじさんの罠にはアライさんが一匹入っていた。

おじさん「今回はアライちゃんを狙っていたんですがアライさんでしたか、残念。ですが今回はこれで良しとしましょう」

アライさん「あ、人間なのだ。食べ物があったから入ったら出られなくなったのだ。ここから出してほしいのだぁ」

おじさん「ごめんねえ、アライさん。そういう訳にはいかないんだよ」

おじさんは厚い革の手袋を取り出し着けると罠を持ち上げた。

アライさん「わっ。アライさんをどうするつもりなのだあ!」

おじさん「…………。一旦私の車まで戻ってからあなたの罠の様子を見に戻りましょう」

男「わかりました。しかしアライさんってなんでこんな簡単に罠に引っ掛かるんですかね?」

おじさん「んー、アライグマはそれなりに警戒心を持った動物ですけど、アライさんは尊大な性格が影響してるみたいで

それが警戒心の薄さに繋がってるみたいですねえ。一概には言えませんけど」

アライさん「おーい。アライさんの言う事聞いてるのかぁ?」

男「………。言葉は通じるのに随分単純な脳みそしてますね」

おじさん「ハハハ。ですがごく稀に罠や人間の暴力から逃げ出した個体は流石に学習するのか、

強い警戒心を持つ事もあるといいますから油断してはいけませんよ」

男「肝に銘じておきます」

アライさん「アライさんの事を無視するななのだあ!!」

発言をスルーされた事に業を煮やしたのか突然アライさんが叫ぶ。するとおじさんは罠を地面に置き側面を蹴った。
ガシャーンと金属同士がぶつかり合う音がし、罠が激しく揺れる。靴の先芯に鉄板でも入っているのだろうか?


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