4:駆除屋さん
2017/08/25(金) 23:24:53.27 ID:IzBqigwh0
「アライさんおなか減ってない?これあげるよ」
そう言って、万が一のための食料、偉大なポテトチップス様の袋を開け、数枚あげた。
お礼を言い、アライさんはムシャムシャと食べ始めた。
これは好意でではない。
アライさんは食欲に忠実フレンズだと聞いた。
せっかく面白いものがかかったのに、怪しまれてここで逃がしては勿体無い。
要するに餌付けだ。
美味しければ、子供にもあげようとするだろう。
僕はアライさんに案内してもらい、子供達の元へ行くことにした。
「アライさんはよその土地から来たのだ」
アライさんが話しかけて来た。
「よそ?」
「そうなのだ。他の土地はアライさんがいっぱいいるから食べ物がとても少ないのだ。だからここまで遠出して来たのだ。
途中でチビが1人真っ黒い空を飛んでいる奴に連れていかれてしまったのだ。でもアライさんはチビたちを養わなければいけないのだ。だからここへ来たのだ。ここはまだ他のアライさんはいないのだ。あ、ここは右なのだ」
真っ黒い空を飛んでいる奴とは恐らくカラスのことだろう。
僕はここで気になったことを質問してみる。
「アライさんはさ、この辺りに来て何日くらい経つの?」
アライさんは指を折り、数えている。
「お日様が沈むのを4回みたのだ!」
4日か。
「じゃあさ、この辺りに来てからこう、丸くてオレンジ色の果物を食べなかったかい?」
「食べたのだ!甘酸っぱくて美味しかったのだ!チビたちも喜んでいたのだ!」
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