高森藍子「麦茶がぬるくなるまでに」
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31: ◆tues0FtkhQ[saga]
2017/09/08(金) 00:47:25.90 ID:tLqPKhNzo

茜をもう一度優しく抱きしめたところで、俺も限界が来て、目の前がくらっとする。
4人とも、カラダは汗でダラダラで、絶え絶えの息が白くなって消えていく。
やりすぎたなと、みんなで目を合わせて、力なく笑った。

茜が持ってきてた麦茶のことを思い出して、ちゃぶ台の上のコップを手に取って飲んでみる。
コップも俺たちと同じように滝のような汗をかいていて、俺はなんとなく次に言う言葉が分かった。

「「「「ぬるい」」」」

ずっと放置されていた麦茶は、すっかりぬるくなってしまっていた。
まぁ、火照ったカラダにはきっとちょうどいいくらいだ。

「わ、私、冷たい麦茶入れてきますね」

藍子がぱたぱたと台所の方へと向かう。
残り3人はすっかり脱力して、たくさんの汗を吸った布団の上に寝転んだ。

「プロデューサー、はりきりすぎだよ〜」と未央が抗議してきた。

「あんな誘うような格好をするのが良くないんだろ」

その気がなかったといえば嘘になるが、自分ばかり攻められるのはいただけない。
いつからこんな関係になってしまったのか。もう思い出せもしないことに少し怖くなる。

最初は俺からだったか、彼女たちからだったか。
アイドルとプロデューサーだとか、未成年だとか少しくらいは悩んだりしただろうか。
俺はこんなに享楽を求める堕落的な人間だっただろうか。

「夏だからね、仕方ないよ☆」

未央の一言は、そんな気持ちをうやむやにするには十分だった。
そうだな、ぜんぶ、ぜんぶ、夏のせいだ。

その暑さに、なにもかも溶けてしまえばいいんだ。


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